吉野ケ里遺跡へ
2024年01月29日(月) 14:50
日本発信四方山話, 佐賀- THE YOSHINOGARI RUINS
- The area was one of Japan's largest most encircled villages dating from the Yayoi period, and it now offers the knowledge of the ancient civilization after our ancesters started rice cultivation. Thanks to rice cultivation, people began to settle down, creating a gap between the rich and the poor, and a hierarchy began to emerge. Disputes occur between villages, and they had to strengthen defense, which is a sad history, isn't it? You can learn all of these at this reconstructed village.
福岡での仕事を終えた後の週末を佐賀県で過ごしてきました。いつか行きたいと思っていた吉野ケ里遺跡へ。
庶民が暮らした竪穴住居や、
高床倉庫が再現されていました。
去年行った青森県の三内丸山遺跡の竪穴住居と比較すると、たしかに進歩しています。
水田は見当たりませんでしたが、縄文~弥生時代ころに大陸から伝わり、稲作とともにつくられ始めたと考えられている大根の畑が再現されていました。大根の歴史がそんなに古かったとは……。
稲作のおかげで定住するようになり、貧富の差が生まれ、上下関係が生じ始めたということで、遺跡の別のエリアには位の高い人たちが暮らした家や儀式のための供物を補完する倉庫など、庶民用とは明らかに違う規模とつくりの建物が見られるようになっていました。
よそ者の侵入を防ぐべく「環濠(かんごう)」が掘られていたとか、
集落の入り口など重要な区域には「逆茂木(さかもぎ)」と呼ばれるバリケードを立てていたとか、豊かになったことで争いが増えるようになるとは、人類の歴史は切ないですね。
ちなみに、鳥居のうえに置かれている鳥たちも大陸から伝わってきたらしいです。
魏志倭人伝にも記述があるとかなんとか、案内のおばちゃんが教えてくれましたが、魏志倭人伝までさかのぼって勉強しようという気にはなりませんでしたー笑。
ということで、吉野ケ里遺跡のある吉野ケ里歴史公園は広大でかなり歩くので、体力のあるうちに行きましょう。