変わり種セムラたち

2021年03月04日(木) 18:00

UXいろいろ, ヨーロッパ所々方々, Foods in Sweden, Skåne, スウェーデン, マチとヒトの観察, 食べるモノコト
GETTING FAT, NO WONDER BECAUSE...
The origin of Swedish Semla is the necessity for Christians to get enough nutrition to survive the fast. It should be calorie-rich. There's no wonder why both my husband and I keep getting fat lately. It's not because of COVID-19, not because of the long WFH condition, but obviously because of these delicious and calorie-rich semlor!!! The one with almond and its paste, or another one with chocolate cream could be even calorie-richer!!!!! The one with Danish pastry was super tasty with even more calorie. But we enjoy these, so decide to run more often and longer to counteract the season.

体重増加が止まらないのが最近の悩みです。コロナ禍で外出が減ってるからね……というのが一般的な見解かと思いますが、もとから出不精で、在宅ワーク歴ももうすぐ20年になろうかという経歴ですから、コロナが原因ではない。運動不足を解消し、健康と体力を維持するべく、氷点下だろうと積雪があろうと森へジョギングにも行っていました。すこし走行距離は減ってしまっていたけれど、オバサン年齢の割には運動しているほうだとも思う。

それなのに、どんどん太る。これが更年期というやつか……と、それは仕方がない……と、つい言い訳したくなるのだけれど、ここらで一度、現実を直視しよう。原因はどっからどう考えてもコイツら。

Semla(セムラ)です。

その昔、スウェーデンのキリスト教徒たちが、復活祭(イースター)までの数十日間マジメに断食をしていた頃、告解の火曜日(毎年2月3日から3月9日の間に訪れる移動祝祭日)には、翌日からの断食に備えてたっぷり栄養を取るべくモリモリと食事をしました。そして、その締めを飾るデザートが Semla です。つまり、カロリー満点。普段はほとんど甘いものを食べないのに、1月中旬からご覧のとおり食べまくってしまっております笑。

これまでのところ(と言うことは、これからもまだ食べるつもりらしい……笑)いちばん美味しかったのは、Helsinborg(ヘルシンボリ)の外れの小さなケーキ屋さん Börjes Konditori で手にいれたラスイチの Semla。はじめて「紙袋」に入れて渡されたので、持ち帰るだけで見た目はだらしなくなってしまいましたが(写真2枚目)、味は抜群でした!

今年はスタートが早かった分、ふつうのSemla(セムラ)とはすこし仕立てのちがうものにも出会えています。Lund(ルンド)の Inkognito ではアーモンドの実とアーモンドペーストが追加された「カロリーさらに倍」みたいな Semla をゲット↓。

Malmöの Pâtisserie David では、 Chokladsemla(チョコレートセムラ)を大発見です↓。これもカロリー増量でしょうおそらく。

そして、Simrishamn(シムリシャムン)という小さな町のBagaren & Konditorn på Österlenでは、デニッシュ・ペストリーを使ったSemlaを大発見しました。

デニッシュはバターや鶏卵をたっぷり使ってつくるらしいので、カロリー増量感は半端なかったです。しかし、衝撃的に美味しかった……。

こんなん食べてたら、そりゃ太るわなー笑。でも、Semlaを食べられる日は残り少ないので、摂取カロリー増加に負けないくらい走行距離を増やす方向で対抗するしかないと思っております。