レシートでも秘密を死守
2018年07月12日(木) 18:15
UXいろいろ, 本&映画の紹介, 日本発信四方山話, 福岡, リサーチャーの知恵袋- RECEIPT NEVER TELL THE SECRET
- Fukuoka Tenro-in was more spacious than the one in Tokyo with other projects going on. Quite a few book stores allow customers to read any books in the store without buying any, but Tenro-in was not that type of book store, so I decided to buy 2 heavy books, and one of them was a secret book, which I still don’t know what’s inside. The receipt doesn’t even tell what it is, which is very important as a secret book from book lover’s UX perspective.
そういうわけで、福岡天浪院へ行ってきました。まさかね、タイムリーに福岡出張が入るとはね笑。
東京と比べるとかなり広々としていて、進行中の企画も違って興味津々。“小説を読もうじゃないか!!”棚に並んでいる本をあやうく買い込むところでしたが、福岡で買って重い思いして東京に運ぶ必要はないぞ!と気付いて思いとどまる。
“密会部屋”と命名されたテーブル席(写真[5])を発見し、「よーし、ここで一人おこもり読書をしよう」と思って軽く読めそうな本を見つけて席に付くも、店内の本はすべて新品で売り物だから、席に持ち込んで読むのは“購入済みのもの、または購入する予定のものにすべし”という注意書きに気づく。最近は、買わなくても読んで良しとする本屋さんが増えているので、うっかりそっち系だと思い込んでました。危ない。ということで、買う本の物色に切り替えて、“何になりたい?”企画の中の“天才”の棚にあった『磯野家の危機』に決定。読み始めて知ったのだけど、波平さんって福岡出身だったのねー。読み終えて思うのは、なぜ“天才”の棚にあったのか? 長谷川町子さんが天才ということか? それともサザエさんか? うーん、そこのところは消化不良。
そしてなんとなく、福岡5泊もあるから(結局4泊になったけど)1冊じゃ足りない!と思い、東京でも気になったけどやめておいた秘本の中で、残り1冊になるまで売れているらしき6代目を購入しました。出張先で結局重たい単行本を2冊も買ってしまうという展開ですが、その後の仕事が私の体力を極限まで奪うヘビーなやつだったので、本当は磯野家すら東京に戻ってからの読了なのだった。秘本のほうはまだ開けてもいない。
東京のとある本屋で、天浪院の秘本をマネした風の目隠し本を買ったときに「レシートにタイトルが載ってしまうのですがよろしいですか?」と言われたことがあるのだけれど、天浪院のレシートにはしっかり“6代目秘本”として印字されてました(写真[6])。UXとしてはここまでやっていただかないとです、はい。そして、いつ秘本を開けるべきか悩み中。スウェーデンに引っ越してからのお楽しみにしようかなワクワク。