帯に部屋番号を刺繍

2017年11月07日(火) 17:21

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ROOM NUMBER EMBROIDERED OBI
When you stay at a Japanese hot-spring inn, you will enjoy wearing a yukata, Japanese summer kimono. And, after you take a hot spring bath with others, you might notice how hard to find your yukata, as all the guests wear the yukata with same or similar design. An inn in Fukui recommends to write down your room number on a tiny paper and place it in a basket to tell others that the yukata in the basket is yours. It's a smart idea, but I found even a smarter idea to prevent such a mistake. I once found an obi, special belt for yukata, with my room number embroidered. Extra effort is needed for the room clerk, but it could be a casual but thoughtful service.

温泉の大浴場に行って、自分が履いてきた雪駄やスリッパを誰かが履いていってしまうのって嫌じゃないですか? 気にしない人はまったく気にしないのだと思うけど、私は嫌なのです。旦那のものと入れ替わるのだって嫌だから、客室に用意されているスリッパが二色だったりすると嬉しい。

で以前、北陸の旅館で見かけた“雪駄クリップ”なるものを紹介しました。9月の福井旅行で日帰り入浴に利用した施設にもクリップと番号札が用意されていて、外から来る日帰り入浴客の多い時間だったせいか使っている人は少なかったけれど、北陸は足裏潔癖症が多いんだな、きっと…とか思ったりした(笑)。

[1] 大浴場の入り口にて [2] 着物の間違い防止策 [3] 帯に部屋番号刺繍されてる

しかしそれ以上に注目したいのは、写真[1]の左側のトレイに入っている紙と鉛筆です。脱衣所のカゴの付近にも同様のものがありました(写真[2])。部屋番号を書いた紙をカゴに入れておいて、他の人が間違えて自分の浴衣を来ていくのを防ぎましょう!という御布令です。

分かる。間違えたことも、間違えられたこともないけれど、温泉から上がってきて、さて浴衣を着るか…と思ったら、自分のがないとかって、貴重品がなくなるのと同じかそれ以上に焦るわー。特に温泉旅館だと、みんな同じ色柄の浴衣を着用している場合がほとんどだし、下着の段階で気づくだろ…という感じはするけど、こんな紙と鉛筆が用意されているところを見ると、自分の浴衣(とおそらく下着も)を着て行かれちゃって果てしなく困ったぞ事例は少なからず発生しているに違いない。恐ろしや…(笑)。

ちなみに、以前山口で利用した松田屋ホテルさんの客室に用意されていた浴衣用の帯には、客室番号(505)が刺繍されていました(写真[3])。これはとっても美しい解決策ですねー。客室係は、部屋番号と一致する帯を間違いなく置かなければならなくて少し余分な労力が必要になりますが、自分で部屋番号を紙に書いてカゴに入れてくださいね!と客任せにするよりも、宿のほうで配慮してくれている感があって嬉しいです。