大腸内視鏡検査という試練

2025年03月12日(水) 14:49

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COLONOSCOPY ADVENTURE
I finally decided to get a colonoscopy, given my age and increased risk of colon cancer. The prep process was tougher than expected—strict diet, laxatives, and liters of bowel-cleansing solution. AI-assisted stool monitoring added some stress, but the exam revealed two polyps, which were removed on the spot. The real challenge? No beer for a week!

50歳を過ぎてそろそろ大腸がんのリスクが上がってくる頃なので、思い切って大腸の内視鏡検査を受けてみることにしました。結論から言うと、いきなりポリープが2つ見つかりまして、検査の延長でそのまま切除してもらったので、早めにリスク回避できてよかったということになるんだと思う。

いやしかし、予想以上に準備が大変でした。

検査の3日前からマグネシウム製剤を服用して便を柔らかくし、検査前日の昼食と夕食は病院指定の大腸検査食をいただきます。昼食は意外にも美味しかったけど、夕食は不味かった。

眠前にマグクロール散という下剤を水に溶いて飲みます。

何味?と聞かれると答えに窮しますが、少し甘みのあるジュースのような飲み心地で、飲むのはそれほど大変ではありませんでした。ただ、こんな量の下剤を体内に取り込んで寝るというのが不安でした(ぐっすり寝ましたけども笑)。

大変なのは検査の日の朝で、経口腸管洗浄剤モビプレップという薬を2リットルの水に溶かしたものを3~4時間かけてちびちび飲み、腸壁にこびりついている便をすべて洗い流すという作業が求められます。余談ですが、この ↓ パッケージはとてもわかりやすく、使いやすくデザインされていました。ここで躓くと検査を受けられないから大切なデザインですよね。

コップ1杯(約180ml)のモビプレップを15分くらいかけてゆっくりと飲み、モビプレップを2杯飲みほしたところでコップ1杯分の水(またはお茶)を飲む。モビプレップ2杯→水1杯→モビプレップ2杯→水1杯→……というのを便がほぼ透明になるまで繰り返すという指示でした。検査の4.5時間前から飲み始めるべし!との指示だったので午前7時スタート(準備に手間取ってスタート10分遅れました……)。4時間くらい、これをひたすら繰り返すという根気のいる作業でした。分厚い書籍と、飽きたらAudibleにも切り替えられるようにイヤホンも用意して、時計でまめに時間もチェックしながら頑張りましたー。

ちなみに、腸管がしっかりキレイになったかどうかは「ナースコープ」というスマホアプリを使ってAI判定です!

「★が3つになってから来院してください」と言われたのですが、★1つからぜんぜん先へ進まなくて焦りました。後半になると、口から入れた液体が食道と胃と大腸をすーーーーっと通って、本人の意思や希望に関係なく肛門から出てくるようになります笑。肛門を引き締めても無駄。出てくる。かなりの勢いで。なので便器の水が泡立つわけですよ。その泡を、ナースコープのAIは糞カスと区別できていないようです。なので、便座に腰かける位置をずらして水に直接落ちないよう工夫したうえ、泡のない部分の写真を寄りで撮ってやっと★3つを獲得しました! こんなんで良いのか?と思いつつ、それよりも、病院へ着くまでの間に漏れてしまうのではないか?という心配のほうが強かったので、★3つが出たとたんにモビプレップの服用を終了。道中でのお漏らしはなんとか免れましたが、検査中に多少漏らした模様です。すみません。でも、それはほぼモビプレップなのでキレイです。

鎮静剤が切れて、目を覚ましたのは1時間後くらい? 着替えて検査結果を聞いて、ポリープが2つもあった!と聞いて驚いたけれど、それ以上に術後合併症を防ぐために1週間くらいはビールなどのアルコール類は控えてください!という寝耳に水の宣告を受けて慄きましたとさ。今日はまだ3日目……。