5冊目の翻訳本で締めくくり

2024年12月31日(火) 12:40

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REFLECTIONS ON TRANSLATION
My latest translation, The Business of UX Writing, was published at the end of 2024. I also contributed to a feature on user research in Web Designing magazine, which was a valuable experience. As I enter my 22nd year in freelance user research, I reflect on five translations completed and strive for steady progress toward my long-term goal of becoming a full-time translator.

あたらしい翻訳本が年末ぎりぎりに発刊となりました。『UXライティングというビジネス』です。お見知りおきを。内容については予約開始の段階で紹介したブログを読んでくだされ。

同じマイナビ出版が出している『Web Designing』という雑誌の2025年2月号

特集2の中で「ユーザーリサーチ」の大切さや活用法について語っているのはわたしです。

ついでに『UXライティングというビジネス』の宣伝もしてもらいました笑。

この記事を書いてもらうために、生まれてはじめて「取材」というのを受けたのは2024年を締めくくる良い経験でした。「ユーザーリサーチ」についての知識や経験を持たないライターさんに、わずか1時間の中でわかりやすく、書けるように伝えることのむずかしさを体感。「なるほどそう書きますかー」と自分の口からは出てこない表現でまとめられてきて感心したり、僭越ながらもごっそり書き直しをさせてもらわずにはいられない箇所があったり、最終的にはかなり厳しい文字数制限というのがあって、こちらの希望を立てつつもカチッと収める必要があるわけで、ライターさんという仕事のむずかしさも垣間見させていただきました。

フリーでユーザーリサーチの仕事をするようになってから、4月には22年目に突入です。その間に5冊の翻訳をさせていただきました。けっこうやったつもりでいたけれど、まだたったの5冊かぁ……。リサーチの仕事はいつ引退しても良いと思っているけど、引退したら翻訳のチャンスもなくなっちゃうのかな……。いつか翻訳家として独り立ちするのが目標だったけど、このペースじゃ達成できそうにないぞ笑。でも地道にがんばろう。来年もじわじわとがんばろう。

というわけで、緩やかな2024年の締めくくりでした。みなさん、良いお年をお迎えください。