内子の屋根付き橋

2023年04月21日(金) 15:12

日本発信四方山話, 愛媛
ARCHED BRIDGES IN UCHIKO
Visited 3 arched bridges out of 5 in Uchiko town. The roof was built to make the bridge last longer, but as time went by it got used for temporary storage of the local harvest or as a shady meeting place for the community. It seems to be difficult to maintain them as they used to be, but it should be really important for locals to keep them for their history and faith. The bridge that's serving as approach to the shrine looked the least sustainable, but I wish it would make it.

愛媛で週末を過ごした目的は、現存天守12基のうちのひとつ宇和島城への登城と、前回行ったとき(2011年末)に見逃した「屋根付き橋」というのを見たかったからです。内子町内に残る5つの屋根付き橋のうち、まずは麓川の中流域に架かる 「田丸橋」を見に行きました。カワイイ橋でした。

昭和18年の水害で甚大な被害を受けて多くの屋根付き橋が取り壊されましたが、この田丸橋は住民のみなさんが「保存会」を設立し、修復と保存を担いながら維持しているそうです。農作業の合間の休憩所として、あるいは農作物や木炭の一時保管所として周辺の住民に活用され、愛されてきたこの橋を、今後も守り続けてほしいです。

つづいて、水車小屋を復原した公園「石畳清流園」の中にある「清水川橋」です。

平成16年竣工らしいので田丸橋に比べたら孫くらいの年齢ですが、茅葺屋根の上には苔をはじめとする植物たちがモリモリと育っていて、すてきな風情でした。

最後は弓削神社の参道を兼ねる「太鼓橋」です。

橋脚の一部架替えや柱の補強なども行われているようですが、渡っていて一番危険を感じるのがこの太鼓橋でした。清流麓川ならまだしも、この池の水には落ちたくない笑。まぁ、地元の人たちが「日参まいり(毎日、町の誰かが“日参旗”という旗を持って神社にお参りする習俗です)」を続けているそうなので、危険箇所は速やかに補修されている……にちがいない。

日本中、どこに行っても見たい景色が山盛りあってエンドレス。愛媛の話はまだまだ続きます。