社を囲む4本の柱

2023年01月11日(水) 13:29

日本発信四方山話, 長野
4 SACRED WOODS SURROUNDING THE SHRINE
Suwa Taisha is famous with Onbashira Festival that has been held once every 6 years since 1200 years before, but its root has been a big mystery (further info: https://onbashira.jp/en/). Even a small shrine in the region is surrounded by 4 sacred woods, that seem to be exchanged with new ones every 6 years. Interesting, but it could request a big effort to figure it out why (and there could be no answer). It could be just nice if this tradition lasts long for the dwellers, I guess.

7年(数え年)に一度おこなわれる天下の大祭「諏訪大社御柱祭」が去年の春に行われたようですね(知らんかったけど)。山から伐り、運んできた御神木に乗って、木落し坂を下るというクレイジーなところが最大の見せ場であり、難所とされています。その木落し坂のひとつを見に行ってみました。

スキー場で言えば初級者コースくらいの傾斜ですかね。期待したほどではなかったというのが正直なところ。それを聞いた旦那がなぜか悔しがって「もう一箇所あるから」と言って連れて行ってくれたのがこちら。

生い茂る笹の葉と雪のおかげで傾斜がわかりにくいですが、こっちはまあまあ上級コース。というか、丸太…じゃなくて御神木の上に乗ってここを下るのはたしかにクレイジーです。すぐ下の道路の向こうは川ですし。

去年運ばれた御神木は神社の周囲に建てられているので、木落し坂に展示されているのは前々回の御神木です。

この御柱祭、起源ははっきりしていないそうな。御柱祭のサイトには「起源や由緒などは詳らかでありませんが遡ること1200年以上、最初の記録は平安初期と残されています」とありました。7年毎の寅と申の年に実施するということなので、つまり12年に2回。1200年以上ということは、だいたい600回も繰り返されてきた神事ということになります。そう言われると氏子のみなさんもやめられないどころか命がけで関わっておられるのだと思いますが、この祭りのおかげで氏子は絶えないというからくりなのではないかとわたしは密かに思ってしまいました。

諏訪や茅野の市内をドライブしていると、あちこちに小さなお社がたくさんあって、それらのお社も4本の御柱で囲まれていたりするんですよねー。

滞在したお宿の近所にあった産土神社にも詣でてみましたが、そのお社も4本の御柱に囲まれていました。宿の資料によると、やはり7年に一度、村人総出で立て直しをするそうです。

4本の御柱と諏訪大社が4社から成ることとの関係性もすこし調べたくらいではぜんぜんわかりませんでした。御柱祭のルーツについて遠山郷観光協会のサイトが詳しかったです。もっと知りたい人はそちらを読んでください。わたしはギブアップ。