民博で妄想世界一周

2022年01月26日(水) 14:38

日本発信四方山話, ヨーロッパ所々方々, 大阪, スウェーデン
VISIT NATIONAL MUSEUM OF ETHNOLOGY!
As we seem to have to given up a trip to abroad for a little more while, the National Museum of Ethnology located in north Osaka could be an ideal destination to learn about the world instead. If you are serious enough, you should plan to spend a whole day or two. I was thrilled to figure out what the plate with a horse statue on top could have been used at last. The similar plates were found at every local museum in Sweden, but I never found an understandable explanation. Now this Japanese museum told me that it's a mangle board to be used with a mangle board roller to iron linens in the old days. The horse is the handle, that's why the color is faded.

コロナのおかげで海外旅行のできない日々が続いています。というか、まだかなり続きそうです。なので、代わりに国内旅行をモリモリしていますが、その国内旅行の道中で立ち寄った国立民族学博物館(略して「民博」)が期待を遥かに超える素晴らしさだったので、海外へ行きたくて死にそうな人はぜひ民博に行くべし!と訴えるの巻。

[1] パプアニューギニアの像 [2] ペルーの箱型祭壇 [3] メキシコのうさぎの木彫
[4] カメルーンの人像 [5] コンゴの呪術用の像 [6] インドの女神
[7] インドネシアの木彫人形 [8] たしか中国のなんちゃら [9] アイヌ人の木像

写真は順に、[1] パプアニューギニアの彫像、[2] ペルーの箱型祭壇、[3] メキシコのうさぎの木彫、[4] カメルーンの人像、[5] コンゴの呪術用の像、[6] インドのマッチマーター女神、[7] インドネシアの木彫人形、[8] たしか中国のほにゃらら(記録漏れスミマセン)、[9] アイヌ文化を伝える彫刻家 藤戸竹喜さんによる「藤戸タケ像」です。

大陸や地域ごとの地域展示の他、音楽・言語の通文化展示もあって音楽好きにも響くと思います。[9]に代表されるアイヌの文化展示は小規模ですが、日本全国の祭祀に関する展示は見応え十分で、世界はもとより日本についても、知らないことがまだまだたくさんあることを思い知らせてくれます。おかげで、日本国内旅行熱も上がりっぱなし。

ヨーロッパのコーナーにて、Lund(ルンド)自慢の野外博物館 Kulturen(クルトゥーレン)をはじめ、あちこちで見かけたけど何に使うものなのかわからずじまいになっていたコレ↓も見かけました。「皺伸ばし板」だそうです。

説明によると、洗濯したリネンの布地を「皺伸ばし棒(写真左側の棒)」に巻きつけ、「皺伸ばし板」でコロコロと転がして使うらしい。つまりアイロン代わり。馬の胴体部分を持ち手にするんですね、きっと。だから色が剥げている。まさか日本に戻ってから用途を解明できるとは思わなかったなー。やはり日本はスゴイぞ笑。