だるまの串刺し……

2022年01月11日(火) 16:53

UXいろいろ, 日本発信四方山話, 長野, マチとヒトの観察
SKEWED DARUMAS TO BURN
We often found a big turret with skewed Daruma dolls and other ornaments for the New Year celebration in Matsumoto on the past weekend. According to a lady who placed something in the turret, it's for a traditional event especially in the region. Citizens create the turret and decorate it with dolls and etc. to burn them down praying for the state of perfect health. Because less people decorate the house for the New Year celebration recently, the size of the turret has become smaller than it used to be. Because there's less vacant ground than there used to be, the event itself has become scaled down or less. Something should be done to save this kind of traditional local events throughout Japan.

松本市内のあちこちで見かけたコレ↓

「何かしら?」と思っていたら、まさにそこへ向かって行くオバちゃんを発見!

調べるより聞くが早いに違いない!と思いまして、小走りで追いかけてインタビューを決行。それはもう丁寧に教えていただきよくわかりましたが、切り上げるのが大変でした笑。

正月飾りやダルマ、書初めなどを焼いて無病息災を願う伝統行事で「三九郎」と呼ぶそうです。正月飾りをしない家や、飾っても小さなモノで済ます家が増えた結果、昔に比べるとかなり小型化しているそうです。平らな空き地の減少により、実施する自治体自体も減少しているらしい。「野沢のほうに行くともっと大々的なお祭りとしてやってるわよ~」ともおっしゃっていました。急遽野沢まで……というわけにはいかないので、とりあえずこの櫓が燃えるところを見たい!と思いましたが、今日燃やすのか、明日なのか、何時に始まるかなどはわからんとのこと。昔は1月15日と日付が決まっていたけれど、最近は子どもたちの休みの日に合わせて実施するようになっているのだそうです。

翌日、同じところを通ってみたら、櫓がキレイサッパリなくなっていました。愛らしい表情の松本だるまも燃えちゃったのねー。

ところで、なぜ「三九郎」と呼ぶか……については聞き忘れたのでGoogle先生に確認したところ、松本城初代城主の息子、つまり2代目城主の幼名に由来するなど諸説あるようです。それにしても、松本だるまはカワイイなぁ~。