森の中の水くみ場

2020年08月14日(金) 16:47

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WATERING PLACE IN WOODLANDS
Swedish national parks (and restaurants) offer visitors tap water free of charge. There was a well to offer water for drinking in a nature reserve. River water could be a lifeline in an emergency, and the sign with a hand-made ladle told us there's water for drinking. The water, however, didn't look safe at all, and we learned we should never ever forget to bring enough water in a bottle to enjoy running in a woodland safely.

スウェーデンではふつうに水道水を飲みます。レストランやカフェでも、水道水は無料。来る前は「飲料水=買う物」と思い込んでいましたし、日本のお店のように無料でお水を出してくれる国があるとは思いもしなかった。

一方で、あちこちにコンビニや自販機があるわけではないし、買うと高いので、飲み物は水筒に入れて持ち歩くのがスウェーデンのふつうです。森に行くときも例外ではありませんが、空になった水筒に水を補給できるようにしてくれているところも多いです。

たとえば、潤沢な予算のあるであろうNationalpark(国立公園)にはインフォメーションセンターがあり、子どもたちが森やそこに暮らす動植物の生態を勉強できる施設(「Naturum」と呼ばれます)を備えているところがほとんどです。なのでその建物の中や外に、写真[1]のような水を汲める場所があります。犬用のウォーターボールが置かれているのもスウェーデンっぽいです。

これがNaturreservat(自然保護区)になると、その規模や人気や地域の予算によってさまざまですが、写真[2]のように井戸水を提供してくれているところがけっこうあります。

[1] 国立公園はさすがの設備 [2] 自然保護区には井戸多し [3] 手づくりの柄杓がある

名もなき山林のトレイルだと、あたり前ですが水道水も井戸水も手に入らないところがあるし、行ってみないとわからないというのもあるので、ある程度の量の水を持参するのはスウェーデンにかぎらず必須ですねやはり。しかし、とある山奥で、水あるぜ!というサイン[3]を見つけたときは、木の枝と樹皮でつくった柄杓らしきものも添えられていて、そのスウェーデンっぽさにワクワクしましたが、これは腹に来るよ間違いなく……と思わせる死んだ水でした↓。

雪解け水が流れる春先なら飲んでも大丈夫なのかもしれませんけどね……。やっぱり水は携行しようと思った。