スウェーデンとエアビー
2020年07月28日（火） 17:29
UXいろいろ, ヨーロッパ所々方々, スウェーデン, マチとヒトの観察, 泊まるコトコロ- SWEDEN PERFECTLY MATCHES WITH AIRBNB
- In 2017 Swedish Tourism Agency registered the whole country on Airbnb and I was not able to understand what it meant at that time, but I now do understand it, and this could have been a great strategy to invite tourists from all over the world who are especially eager to be in nature and away from hustle and bustle environment of their daily lives. Those listings offer unlimited number of natural beds with real air conditioning! You don't need to worry about the time of check-in and -out, or even where to pee. You could find a lake nearby for bathing. Wow, we may need to consider of spending a night or two at one of these listings.
吉野杉の家にどうしても泊まりたくて登録していたAirbnb（以下エアビー）を長らく放置していましたが、スウェーデンに来ていよいよはまっています。そして、スウェーデンとエアビーがとても相性が良いことに今さらながら気がつきました。
2017年にスウェーデンが「国全体」をエアビーに登録したことがニュースになったのを覚えているでしょうか？ あの頃はわたしもさっぱり意味がわからなかったのですが、今ならすんなりわかります。「Allemansrätten（自然享受権）」と呼ばれる「だれもが自由に自然を享受する権利」が国民のみならず旅行者にも認められるスウェーデンでは、自然環境を破壊せず、他人に迷惑をかけないというルールを守りさえすれば、だれでもどこでもキャンプをしてOKです。こんなふうに↓。
そんなお国柄を生かして、SWEDEN ON AIRBNBというページをつくり、自然をダイナミックに楽しみたい人はこのあたりに行くと良いよ！というオススメを紹介するようになったというのが2017年のニュースでした。オススメのひとつを見てみると、記述がかなりおもしろい↓。
寝室は外、ベッド数は無限、ベッドタイプは「ナチュラル」ってなんやねん笑。好きな時間にチェックインして、1～2日後に適当にチェックアウトせよ。トイレは「どこでもお好きにどうぞ」って、そうなの？ アメニティの欄には、5月～8月にかけては太陽光で自然にあたたまる「ナチュラルヒーティング」、そして「リアルエアコン」は年中無休で利用できますという感じ。ペットは「野生動物」、そのへんで取れる「ベリー」は勝手に食べてよしと。泳ぎたい人は近所の湖へどうぞ。365日年中無休で空室ありだそうです笑。そして、どのリスティングページにもほとんど同じことが書かれているという……スウェーデンらしい雑さ加減も笑える。
どのくらい観光客誘致につながったのかは不明ですし、虫が苦手のわたしと、年中花粉症の旦那がキャンプに出る日はたぶん来ないけれど、ちょっとグランピングくらいには挑戦してみたくなっている今日この頃です。そして毎朝小1時間、エアビーアプリで物件探しをしています。ハマりすぎだ＞自分。
