スウェーデンを楽しもう！
2020年03月16日（月） 18:46
ヨーロッパ所々方々, Skåne, スウェーデン, デンマーク- WE SHOULD ENJOY SWEDEN!
- As Denmark has closed its borders, we now have no way of flying out of Kastrup until April 13th, which means our Easter holiday in Portugal must be postponed. Well, this could be a message for us to spend more time in Sweden rather than traveling around Europe!
新型コロナウイルスの感染者数が、スウェーデンでも1,000人を超えました。スウェーデン政府から「すべての国への不要不急な渡航を4月14日まで行わないように」との勧告も出ましたので、イースターの週末に予定していたポルトガル旅行はあっさり延期……。というかその前に、隣国デンマークのKastrup空港へ行けなくなったので、勧告なくても延期せざるを得ません。
金曜日の夜「デンマークが国境を閉じるらしい」という噂が流れてきて、「嘘だぁー」とか言いながら、さほど気にせず寝て起きたらその日の正午に本当に閉鎖されたというニュースが入ってきました。
わたし達が暮らしているスウェーデン南部のSkåne（スコーネ） 地方は、かつてデンマークの領土だったこともある場所で、そのデンマークとはÖresundsbron（オーレスンド橋）で結ばれています。平日の昼間なら10～15分に1本くらいの割合で電車が走っていて、それを利用して通勤や通学している人たちがたくさんいます。国境閉鎖なんかしたら、そういう人たちめっちゃ困るじゃん！と思いきや、完全に閉鎖するわけではなくて、次のような人たちはデンマークへの入国を認められるらしいです。ただし、電車は1時間に1本になりました。
- デンマーク国民
- デンマーク国内に住んでいる人やデンマーク国内で働いている人（個人事業主を含む）
- デンマーク国内に住む未成年者に会う権利を有する人や保護監督者
- 重篤な病気の家族を見舞う人や自身がデンマーク国内で治療を受ける人
- 葬儀参列者
- 裁判関係者
- 遠隔で代替授業を受けられない学生や生徒
- 正当な理由があって入国する外国人記者
- 隣国（スウェーデンやノルウェー）への帰宅途中者
いずれも証明書がないと入国審査（通常の審査官に加えて警察や軍も動いているらしい）で弾かれるようですが、とりあえずわたし達に関係するのは一番最後の「隣国（スウェーデンやノルウェー）への帰宅途中者」というやつです。これだけ読むと「空港を利用するだけなら大丈夫」のように読めるのだけどちょっとちがう。「Kastrup空港に到着して、そこからまっすぐスウェーデンへ行くだけの人は通してあげる」ということで、逆はダメ。Kastrup空港から出発する便に乗るためにデンマークへ入ってくる人はダメ。チケットを持っていてもダメ。だからわたし達は、ポルトガルへ行けない。そして日本へも帰れない（いや、ストックホルムの空港から飛べば良いだけだから本当に帰りたければ、帰れます）。
しばらくはスウェーデン国内旅行を楽しむように……というお達しだと受け止めることにします（前向き～笑）。
