アザラシはいずこに?

2020年01月27日(月) 21:04

ヨーロッパ所々方々, Skåne, スウェーデン
WHERE ARE THE SEALS?
There is a nature reserve where opens to the public only from November till end of January, at the south end of Skåne. There is a big colony of seals which should be protected, but they welcome audience during those 3 months. We had no clue how far they could be and whether we would be able to go around the peninsula, and we had to walk about 4km to reach the colony and had to come back the whole way in a strong wind from the sea. We enjoyed the weekend as Swedes do, but our outfits were not like theirs.

Skåne(スコーネ)地方の南端に、毎年11月から1月末までの3ヶ月間のみ開放される自然保護区がありまして、この週末が今季ラストチャンスだということで思い立って行ってきました。

出発前、「どのくらい歩くの?」と旦那に聞いたら、適当に「1~2キロじゃない?」と言うので、ならば帰りにどこかの公園か森に寄ってジョギングもしてこようということになり、そのつもりの旦那は膝下までの薄いパンツで颯爽と出かけて、すれ違う人たちに終始チラ見(または二度見)され続けるという試練のときを過ごすことになりました。

[1] 半島のどこかにアザラシが [2] 着込んでいくべし [3] バルト海の荒波

Google Mapsの衛星写真[1]で見るとわかるように、バルト海の冷たい海風にさらされた半島が波と風に煽られて年中その形を変えているようなところで、行き交う人たちの着込み方は[2]の写真からわかるとおりかなりのモノです。 そんな中、アジア人が膝下とは言え生足を出して、スニーカーで歩いているわけで、みんな「ウソでしょ?」と思ってつい見てしまうという……。うっかり指差しちゃってる子どももいました笑。

[4] 海鳥もたくさんいました [5] 水の上を歩いているよう [6] やっと到着アザラシコロニー

「アザラシのコロニーがあるらしいよ……」という前情報だけで、はっきりとした目的地がわからないまま、周囲の人たちの流れに乗って歩き続けるも、半島をグルっと一周できるのか、先まで行って同じ道を戻ってこなければならないのかもわからず、おまけにすれ違う人たちの顔に達成感は見られず、ただ強風に顔をしかめているようにも見える。「もう歩きたくない!」と駄々をこねている子もいて、わたし達も何度そろそろ引き返そうか……と思ったかしれません。でも、グルっと一周できているように見えてしまったんですよねー。それに騙されてがんばって歩き続けたら、アザラシのコロニーに行く手を阻まれました。

アザラシのコロニーがありました。距離を保って遠くから眺めるだけだけど、小アザラシとかもいてカワイイ。

結局、往復で8キロくらい歩くことになってクタクタになりましたが、寒い冬にも家族でお出かけして、寒風の中をお散歩するのがスウェーデン流です。だいぶ馴染んできたつもりだったけど、次からはもう少し想像力を働かせて着るものにも配慮しよう……。