ユールトムテがやって来た
2019年12月04日(水) 20:14
UXいろいろ, ヨーロッパ所々方々, Skåne, スウェーデン, マチとヒトの観察- "JULTOMTAR" HAS COME TO OUR HOUSE
- We had a first visit to a Swedish Christmas Market held at Bosjökloster Castle. It was full of "Jultomtar" and we brought a pair back home. A picture book author introduced a real scale "tomtar" based on her careful inspection of folklore shared in Skåne region, which made me surprised as the tomtar was much bigger than I imagined. Even more surprisingly, we met the couple living next door at the market, though we rarely see each other around our houses.
車で30分ほど行ったところに、Bosjökloster Castleというお城がありまして、そこで毎年クリスマスマーケットが開かれています。
湖のほとりにあるお城(写真[1])は900年以上の歴史を誇るスウェーデンでもっとも古いもののひとつらしい。脇の公園にある遊具の顔がコワイとか(写真[2])、なぜかアルパカがいる(写真[3])とか、いろいろ謎めいていましたが、いちばんの驚きは、隣に住んでいるのになぜかほとんど会うことのないご夫婦にばったり会ってしまった瞬間でした笑。
そしてクリスマスマーケットは、「ユールトムテ」だらけだった(写真[4][5][6])。
『ニルスの不思議な旅』でニルスを小人に変えたトムテは、もともと「農家の守護神」みたいな位置づけでスウェーデンに伝えられていて、それを強引にクリスマスに寄せたものが「ユールトムテ」だそうです。その見た目をざっくりまとめると「とんがり帽子をかぶった小さいおじさん」という感じ。
ニルスの挿絵から身長10センチくらいの大きさを勝手にイメージしていましたが、Skåne(スコーネ)地方の民間伝承を研究して絵本をつくり出版しているというお姉さんの話によると、写真[7]に写っている強面のトムテが「実寸大」だそうです。伝説の生き物なのに実寸大もなんもない笑……という野暮なツッコミは別にして、意外にデカイ。身長30センチはありそうです。とりあえず、彼女の絵本が気になりすぎたのでお買い上げ。ユールトムテは、数ある中から写真[6]のものが選ばれて我が家にやってきました。馬たちはトナカイに扮することを強要されたり、されなかったり(写真[8][9])。久しぶりに晴れたこともあって、すごい人出でした。あくまでもこっちレベルで笑。