キャッシュレス推進策か?

2019年01月23日(水) 19:47

UXいろいろ, ヨーロッパ所々方々, Skåne, スウェーデン, マチとヒトの観察
A TRICKY PLAN TO PROMOTE CASHLESS?!
Before coming to Sweden, I expected to see no cash in town, but I witness about one person in ten pay in cash at a supermarket. Mosty elderly people and immigrants, maybe. I also got so surprised to find out the Swedish goverment renewed the notes and coins a few years ago, and am wondering why? Could it be a smart approach to collect all the cash held at home to promote cashless?

たしかに、クレカがあればキャッシュはいらない生活です。でも、スーパーマーケットでの様子を観察する限り、現金払いのお客さんもけっこういます。10人に一人くらいの割合かなー。属性はお察しのとおりかと思いますが、高齢者と移民とおぼしき雰囲気の方々が主流です。受け取った紙幣を、レジのお姉さんが所定の場所(写真[1]の奥に見える赤いとこ)に差し込むと、コインのおつりが自動的に計算されて、お客さん側の専用機(写真[2])から出てくる仕組みを目撃しました。おつりがコインのみだったので、紙幣のおつりがある場合にどうなるのかはよくわかりません。とにかく、キャッシュレス先進国ではありますが、まだこういう仕組みが残っているし、利用しているお客さんもいるってことです。

[1] 現金払いも見かけます [2] コインのお釣りはこちらに [3] 古いキャッシュおことわり

とある別のお店で、写真[3]のような告知を発見し、2017年6月30日以降、現金払いはNGよ!と告知しているのかと想像しましたが、違いました。古い紙幣と硬貨はお断り!ってことだそうな。こんなにキャッシュレスを推進しているのに、紙幣と硬貨を刷新して間もないってことですよね? なんで? 古い紙幣と硬貨も銀行に持っていけば交換してくれるらしいよ……と店員さんは仰っていましたが、銀行に行く用事がなくて検証できていません笑。現金を保管していない銀行もずいぶんと増えているらしいのに、交換なんてしてくれるんかな? 口座に振り込まれて終わりとかかな?

古いお金を強制的に使えなくしてしまえば、日本でいうところのタンス預金みたいなキャッシュの回収が進むという算段でしょうか? 強引だけど、実は確実なキャッシュレス推進策なのかもしれない……とか思ったけど、果たして真相は?