トランシーバーアプリ
2018年11月15日(木) 20:12
UXいろいろ, リサーチャーの知恵袋- WALKIE-TALKIE APP
- While moderating a usability test or a user interview, I hate to receive post-it notes from the observation room. Receiving a text message is even worse, as I cannot miss recognizing it unless I notice it without a context which makes it super hard how to handle the direction. Voice message or direction via such a walkie-talkie app turn out to be great once you are used to receiving a direction in audio. Please try!
仕事でユーザーインタビューやら、ユーザーテストやらのモデレーションをするとき、裏からの指示をどうやって受け取るかという話。どうも「メモ入れ」したがるクライアントが多くてイヤだ笑。追加で聞いてほしいことが出てきたときに、付箋に書いて、それを受付のお姉さんを介してこっそり渡すって言うのよ。でも、この方法はデメリットだらけ。
- メモが届くまでに時差が生じる
- こっそり渡すなんて無理!で、裏からの指示が届いたということが参加者にもろに伝わる
- ダラダラと長いメモだと読むのに時間がかかる
- メモの字が汚くて読めない笑
このアナログな手法に嫌気がさした別のクライアントは、テキストメッセージを送ると言う。これもイヤだ。理由。
- テキストが届いたことに気づけるようにバイブレーションをオンにしておくが、他の用件で届いたメッセージもバイブでお知らせされてしまう
- 他のアプリのバイブレーションなどを全部いちいちオフにしないとならなくて面倒
- 参加者からすると、「コイツちょいちょいスマホを見て何やってんの?」となる
- すぐに気づき損ねた場合、時差が生じる。変なタイミングで読むと、なんの話なのか理解するのに手間取る
で、どうしたいかというと、指示いらない!好きにやらせろ!!というのが本音ではあるけれど、100%信用してくれるクライアントはいないし、進行していて判断に迷ったときにクライアントの意思を受け取れるのは悪いことばかりでもないので手段は用意しておきたい。で、私は、音声で指示を受け取れるようにしたいでーす。慣れないと、ユーザーさんと対話している最中に、突然指示音声が入ってくるので難しく感じるだろうし、私も最初の頃は、指示に対していちいち「はい」「わかりました」と答えて、ユーザーさんに何度も怪訝な顔をされたりしました笑。でも、少し練習すれば、絶対に音声指示のほうが楽! ユーザーの話を聞きながらテキストを読むよりも、ユーザーの話を聞いている素振りで、実はイヤホンに流れてくる指示を聞いているほうがロスタイムとロス集中が少なくて済むというのが持論です。
しかし機材がいる。同時通訳さんが入る調査の場合は、同時通訳用の送信機と受信機をもう一組余分に用意してもらいます。モデレーター側から観察室に送信する必要はなくて、観察室からモデレーターへの一方向コミュニケーションを確保すればよいわけなので。しかし、この送受信機は買うと高い。借りても高い。なので、あまり現実的ではありません。
で、夏に実施した調査でどうしたものかと調べていて発見したトランシーバーアプリ『Zello Walkie Talkie』が、イイ感じだったから、みんなも試してみるといいよ!ってことを書こうを思っている間に引っ越しとかいろいろあって今日になりました。この流れで、合わせて必要になるイヤホンの話を明日お届けします。