子どもの送迎車マーク

2018年11月13日(火) 19:11

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TRANSPORTATION FOR KIDS
I happened to see a verbal battle between bus drivers, and one of them was driving a kiddie car with a notice board attached. When I found the same board attached to an ordinary passenger vehicle, I wondered what the board meant. This time, it looked obvious to ask other drivers to offer more careful attention to kids around this vehicle. I wondered what the battle was about, this time.

とある交差点でクラクションがうるさく鳴り響いていて、何ごとか?と思って見てみたら、路線バスと小型バンが「あわや衝突か!」みたいな距離感で停まっていて、運転手ふたりが窓を開けて激しく言い争いをしていました。

「譲り合おうよ……」と、思いつつ通り過ぎようとしたところ、小型バンのほうに「あの」マークを発見したので、急いでカメラ準備ですわ。で、なんとかその車の後ろ姿の撮影に成功なり。やはり車の前後両方に取り付けるようだ。

以前、乗用車サイズの車に同じマークを付けているのを見かけて(2枚目の写真)、なんだろなー?と思っていたのですが、友だちの友だちによれば子ども達の送迎に使う車に取り付けて、周囲の車に一層の注意を呼びかけるためのものだそうな。今回の車は子どもが15人くらいは乗りそうな小型バスサイズだったので、先にこっちを見ていたらさほど疑問にも思わなかったのではなかろうか。

スウェーデンは専業主婦率がすごく低い。つまり、子どもを持つ女性もガンガン仕事をしている。そのためには子どもを預けられる場所が必要だし、親の代わりに送迎をしてくれる人が求められるケースも多いのだと思う。2枚目の写真のようなバスまで行かない小さな車を使って子どもの送迎をする「仕事」があるってことです。でも、見かけたのはまだ二回目だったりするので、それほど走っているわけではない。か、わたしの出歩きが足りない。たぶん後者。

で、バスの運ちゃんとの怒鳴り合いはスウェーデン語がわからないので当然わからないのですが、「こっち子どもら乗せてんだぞ、おぃ!」「こっちも高齢者わんさと乗っとんじゃ、おらぁ」みたいな感じですかね、たぶん。この国の人たち、譲り合い精神はあるんだけど順番にはうるさい。横入りとかはあり得ない感じ。あと、バスの運ちゃんは「態度が悪い」とみんなに嫌われている。バス専用レーンをうっかり走ろうものならクラクション鳴らしながらめっちゃ追いかけてくる……わけではなくてこっちが車線変更しないのが悪い笑。