ダブリンの街をブラブラ
2018年10月15日(月) 19:58
ヨーロッパ所々方々, アイルランド- WANDERED IN DUBLIN
- Visited Dublin for a conference, but my real intention was to visit Ireland for the first time. It was dark, but the pictures reminded me that I was lucky enough to have blue skies above. At the Trinity College, I was excited to see the beautiful manuscript of the Book in Latin with artistic decorations. Long room with countless old books was amazing, too. I probably should have some time to sit down with my back ramrod-straight and to write letters in a courteous manner sometime.
一週間、アイルランドの首都ダブリンをうろついてきました。カンファレンスに参加するついでに街を散策……というのは建前で、カンファレンスを口実にアイルランドを初訪問というのが本音。カンファレンスのあれやこれやは、はるばる日本からいらして、真剣に参加されていた方々がおそらくキッチリと報告されると思うので、不真面目なわたしは街の様子をお伝えします笑。
幸い雨の中を歩く羽目になったのは一度きりでしたが、曇天が多く薄暗い街でした。と思っていたのですが、戻ってきて写真を見てみると、ダブリン城の中庭で見上げた空も、テンプルバーで撮った写真に写り込んでいる空も、そしてトリニティカレッジ(アイルランド最古の国立大学)の頭上に広がる空も、青いではありませんかー。意外と好天に恵まれたようです。にもかかわらず、“薄暗い街でした”とか言ってゴメンナサイ。
ダブリン城の敷地内にある Dubh Linn Gardens(ダブ・リン・ガーデンズ)と呼ばれるお庭でまったりしたかったけれど、行き方がわからなくて、城の中から眺めるだけで満足することにしました。アイルランド語(ゲール語)でいうDubh Linnは、英語にすると Black Pool、つまり“黒い池”という意味で、まさにこの場所に黒い池があったと。Dublin(ダブリン)という街の名前はこれに由来しているそうですぞ。それにしてもキレイな芝生の公園になりましたね、黒い池。お城自体は、ヨーロッパのお城にしては小ぶりですし、調度品の数々もドイツやオーストリアのお城のものと比べるとかなり見劣りしますが、そこはやはり国力の差ということで。でも、天井の装飾が密かに素敵でした。
そして何よりも楽しみにしていたのは、トリニティカレッジの図書館で公開されているアイルランドの至宝 Book of Kells(ケルズの書)と Long Room(長部屋)と称されたリアル図書館です。ケルズの書は聖書の手写本です。ものすごい人だかりでゆっくり見ることは叶いません。ラテン語なので読めません。写真も禁止です。丁寧に丁寧に書かれた文字の一つひとつが実に美しく、ゆっくりと丁寧に文字を書くという行為をもうずいぶんと長いことしていないなぁ、となんとなく反省ですわ。若い頃、カリグラフィーの通信講座とか受けていたっけな…(遠い目)。