BEER INN 麦酒停へ

2018年05月08日(火) 16:32

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BEER INN, MUGISHUTEI!
First visit to a long-established beer inn, Mugisyutei, in Susukino, Sapporo. Its personality was superb, and there’s no doubt why many beer lovers (especially from abroad) had been fascinated with the atmosphere, beers served, and a bit different pricing system from other pubs (very high charm charge, but low price of beers). A well-known beer pub in Tokyo, Popeye, seemed to have introduced a unique pricing system, too. A glass of beer is served with a dish of snacks. Beloved beer pubs became aware of the importance of good service design long time ago, I guess.

札幌帰省中、すすきのの居酒屋でたらふく飲み食いした後に旦那が一言「札幌のポパイへ行こう」と。なんだそれ?と訝りながら、向かった先は「なるほど、札幌のポパイね!」とあっさり頷ける場所でした。その名もBEER INN 麦酒亭。日本中どころか世界中でクラフトビールがこれほど大騒ぎになるずっと以前、1990年代の半ばにアメリカはオレゴン州のブルワリーと共同で北海道発の地ビール「蝦夷麦酒」を開発したという麦酒博士フレッド・カフマンさんのお店です。

お店の看板や入り口の装いには、たしかに一昔前っぽい、ただならぬ、普通の人は近寄らない雰囲気が漂っていて、中に入ると引き続きスゴイ感じで、圧倒され過ぎて写真を撮るのを忘れました笑。かろうじてお店の看板とビールの写真のみ。

[1] すすきのの外れに麦酒亭 [2] 麦酒亭でいただいたビール [3] 両国ポパイのコースター

メニューの写真もないので、何ビールを注文したのかも思い出せない状態ですが笑、とても美味しかったことは覚えています。いやつまり、私がただの酔っ払いだった可能性も否定できません。それでも印象深く記憶に残っているのは、チャームチャージ(席料というか、お通し代というか)が一人900円で、「高っ!」と思ったことと、お通しとして出てきたバゲットが味も見た目も普通過ぎて笑えたことかな。チャージが高い分、ビールのお値段はすごく良心的で、ビール好きにとことんビールを楽しんでもらいつつ、なんとかお店を維持していくために編み出された料金体系なんだろうな~、と思った。

何を隠そう、両国にある麦酒倶楽部 ポパイのほうも、この3月に初参戦したくらいなので、ビール好きとしてはまだまだ初心者レベルだということを自覚せざるを得ませんが、ポパイでも、店の雰囲気に圧倒されたあとの友達との楽しいおしゃべりに夢中で、ビールが出てくる前に撮ったコースターの写真しかないという…笑。

そういえばポパイは、ビールを頼むと一皿お料理ついてくるみたいな面白い仕組みなんですよね。長く愛されるお店は、UXだのサービスデザインだのと言われるずっと前から、お客さんに愛されて長生きする仕組みづくりにも余念がなかったということが分かる二店。まだまだ長生きしてもらいましょう。