2016年9月の読書記録
2016年10月07日(金) 18:13
本&映画の紹介9月は、Book & Bed Tokyoにお泊まりしたのがあって、楽勝二桁ですよ~。読みやすい本が中心になっちゃってますけどね。しかも後半の失速具合が半端ない(笑)。『超高速! 参勤交代』は久しぶりの時代物でしたが、速攻リターンズに手を出してしまうほどに面白かったです。そして、『翻訳できない世界のことば』もオススメ。世界にはまだまだ知らないことがたくさんだわー。勉強しに行かなくちゃ。
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:2574ページ
ナイス数:73ナイス
翻訳できない世界のことば
土地柄、こんな言葉が生まれたのね…というもの、どんな文脈で使えるのか皆目見当もつかない言葉、世界にも通じそうな情緒的な言葉、妄想のきっかけになる素敵な言葉たちが綴られていました。北国の言葉が特に多いかな。お気に入りはスウェーデン語のresfeber。旅に出る直前、不安と期待が入り混じって絶え間なく胸がドキドキすること。さー、次の旅の準備を始めよう!
読了日:9月4日 著者:エラ・フランシス・サンダース
清水ミチコの顔マネ塾 (小学館文庫)
あー、面白かった。ホント、清水ミチコは天才だと思う。メンタル強いし。これほどまでに似ていない顔マネの連発を躊躇なく世に出せる彼女を私は激しく尊敬する笑。似てたのは細川ふみえ(ただし目は瞼に描いている)、ガッツ石松(秘技パンスト被り)、そしてマイケルジャクソン(お面!)。また清水ミチコのライブにいきたいなぁー。
読了日:9月4日 著者:清水ミチコ
平成よっぱらい研究所 (FC gold)
お酒の失敗いろいろあるけれど、私のは失敗のうちに入らないことが確認された。全然序の口、どころか、私のレベルでは研究員にもなれそうにない。むしろ嬉しい笑。
読了日:9月4日 著者:二ノ宮知子
本社はわかってくれない 東南アジア駐在員はつらいよ (講談社現代新書)
海外赴任とかに憧れていた時代があったな…遥か昔。でも、これを読む限り、アジア諸国は私の性格から言って論外だということになる。おそらく初日で挫けるわ笑。老後はその辺りに移住…とかいう選択肢を考えなくもなかったけれど、なんか住むのも無理っぽい気がしてきた。文化の違いは理解しているつもりだし、面白おかしく脚色した話が多いだろう事も分かっているけれど、かなりのスルー力を会得しない限りは暮らせそうにない。やっぱり日本が一番かなぁ。
読了日:9月4日 著者:下川裕治
子どもが体験するべき50の危険なこと (Make: Japan Books)
素敵な本だった。自分の子どもの頃を思い出して、好奇心と勇気の足りない、面白みに欠けたただの優等生だったことを悔む。危険を怖れるのもそうだけれど、親や教師に怒られる事態が面倒で、ちょっとでもそういう要素がある冒険は避けてしまっていたように思う。その点、弟はよくやらかして怒られていたっけな笑。お子さんお持ちの皆さん、お子さんの好奇心を見逃さないで。挑戦して、失敗して、そしてそこから様々な学びを自分の意思と力で得ていく機会を、親こそが勇気を出して与えてあげて。その勇気を持たせてくれる貴重な一冊ですー。
読了日:9月5日 著者:Gever Tulley, Julie Spiegler
BIRD (講談社MOOK)
今夏の旅で訪れたノルウェーがすごく素敵だったし、最近見た映画のおかげで旦那もアイスランドの魅力に揺り動かされていたし、オランダに住んでいたときに行きそびれて激しく後悔しているし、そういうわけでおそらくそう遠くない将来、アイスランドへ行くと思う。いや行きたい。その気持ちをバッチリ後押ししてくれる素敵な雑誌でした。
読了日:9月5日 著者:
スーパーマーケットマニア ヨーロッパ編
スーパーマーケットで買い物するって、旅の基本だよなー。でもノルウェーでは、物価が高いあまりにザクザク買い物できなかった。これ読んで、ちょっとドイツいきたくなってしまったぞ。ドイツのスーパーマーケットで狂ったように買い物したい。そして帰国して後悔したい笑。学会ないかなぁ…(行く理由が欲しい笑)。
読了日:9月5日 著者:森井ユカ
1分間コトラー 顧客を虜にする戦略的マーケティング77の原則 (1分間人物シリーズ)
“マーケティングは、1日あれば学べる。だが、使いこなすには一生かかる”とか、最近“教える”立場でいろいろと話しながら毎回おもうこと。頭で分かるのと、それを現場で使えるようになることとの乖離は何事においても大きい。“教える”ことそのものについても同じで、時間をかけてスライド準備して、リハーサルやって、準備万端申し分なし!と思って本番に臨んでも、全員を満足させられるわけではないし、自分も納得できないこと多し。他にも心に刺さる明言の連発でした-。こういう簡易な本を読んで分かった気にならないことが大事。
読了日:9月5日 著者:西村克己
ネットフリックスの時代 配信とスマホがテレビを変える (講談社現代新書)
Netflixさんとの出会いはアメリカ暮らしをしているときだった。まだDVDのレンタル会社に過ぎなかった頃。あれから7年くらいかな? 最近SVOD各社を使い比べた結果、Netflixに落ち着いた。元々、ドラマのイッキ見が大好きなんですよねー。オリジナルコンテンツとか言われると簡単に落ちるし、Netflixのターゲットととしてドンピシャなわけです笑。それにしても、最近のテレビのリモコンにNetflixボタンが付くほどになっているとは驚きでした。これからもお世話になります。
読了日:9月7日 著者:西田宗千佳
超高速! 参勤交代 (講談社文庫)
時代物は人の名前を覚えるのが大変よねー。意外と登場人物が多いし。んなことはどうでも良くて、面白かった。とても。地方で田畑を耕して、懸命に年貢を納めて、金目の鉱物見つかって、これで民の暮らしも楽になろうと安堵したのも束の間。阿呆な隠密に捻れた情報ながされて、悪徳老中に目を付けられたのが悲劇の始まりでしたねー。とりあえず、吉宗が信用に足るトップなのかどうかという大きな疑問が残る最後であった。続編に速攻手を伸ばす。
読了日:9月11日 著者:土橋章宏
超高速!参勤交代 リターンズ (講談社文庫)
江戸の医術はスゴイのぉ。彼も彼女も九死に一生を得ておった笑。ちょっとその辺りが、無理に作ってしまった感を醸し出していてアレでしたし、やっぱり吉宗はトップとしてどうなのよ?と、ツッコミたくなる感じでしたが、呑んだくれて暮らす大人たちに、今だけではなく未来をも考えて暮らすことの大切さを教え諭そうと田畑を耕す藩主の姿が美しいし、その殿を慕い、信じて、命がけで脇を固める手練れたちが本当に頼りになる。上に立つ者のあるべき姿を見せてもらいました。吉宗じゃなくて、政醇ね。
読了日:9月13日 著者:土橋章宏
Lauren Ipsum: A Story About Computer Science and Other Improbable Things
少女が家を飛び出して、森で道に迷うのです。そして奇妙な生き物や人々に出会い、なにかよく分からないことを教えられ、諭され、知らないうちにコンピューターサイエンスの基礎を学んでしまう物語。少女は、素直に、そしてすごいスピードで新しいことを吸収していきます。彼女と接する生き物?たちが、相手が子どもだという偏見にとらわれずにコミュニケーションを取ろうとする姿勢に感心しきり。「学び」を楽しいものとして、生活を豊かにしてくれる意義深いものとして優しく教えようとする著者の想いが溢れた一冊です。よしガンバル(何を?)。
読了日:9月22日 著者:Carlos Bueno