山寺でさらに1,000段

2016年05月10日(火) 16:30

日本発信四方山話, 山形

ANOTHER 1,000 STEPS TO YAMADERA: It was a kind of challenge to walk the path of over 1,000 stone steps with already exhausted feet thanks to the hard work on the previous day. It should have been a worth climbing up there to have a view from and with Godai-dou, even though the picture we often see on various guidebooks turned out to be a fake. It is still great place for visitors from foreign countries to visit to learn the culture and feel the nature altogether.

前日の羽黒山に続き、山寺へ行ってさらに1,000を超える石段を上るという暴挙(笑)。羽黒山の半分以下だから楽勝…かと思いきや、二日連続というのは若干無謀であった。おまけに春の東北でまさかの夏日。すっかり汗だくになりました。

 

[1] 山寺へ向けて約1,000段 [2] 道中はお墓やお堂がずらり [3] 仁王門にて閻魔王にご挨拶

神様をお祀りしている神社を目指すのと違って、こちらはお寺。目指すは奥の院の大仏さまです。石段の両脇にはたくさんのお墓やお堂があって、また周囲の断崖絶壁にはお坊さんたちが修行を積むのに使われていた(あるいは現役?)と思しき場所もチラホラ。また途中には、松尾芭蕉さんが、かの有名な一句 “閑かさや 岩にしみ入る 蝉の声” をしたためた短冊を埋めたとされるせみ塚があったりもしまして、そんな道中を楽しみながら上っていくと仁王門に到着します。閻魔王の睨みに怯まず門をくぐりまして、奥の院でお参り。その後は絶景をお楽しみください。

 

[4] 5月の東北でまさかの夏日 [5] 開山堂と納経堂です [6] 納経堂には慈覚大師の尊像
[7] 山肌からせり出す五大堂… [8] せり出している様子を… [9] 撮れないけどせり出してました

立石寺を開いた慈覚大師の尊像が安置されている納経堂が岩の上にポツネン…とある感じも良いですが、山寺といえば、山肌からせり出す天空の道場として知られる五大堂です。せり出した感じをしっかり写真におさめようと思いましたが、あれ?岩が邪魔だ…(写真[7])。よーし、岩の向こうから…と思ったら、同じことを考えて危ないことをする観光客が後を絶たないせいでしょうか、鉄柵はられてまして景観台無し(写真[8])。ガンバッテ手を伸ばして撮っても、せり出してる様子までは撮れない(写真[9])。あまり危ないことをすると、五大堂への入り口そのものを閉鎖されてしまったりもするかと思いますので、皆さんも無理のない範囲でひとつ。

せり出した感じの写真をガイドブックやら観光パンフレットやらでよく見かけるものだから、てっきりその絵を見られるものだと勝手に期待しておりましたが、ガイドブックをよくよく見直してみたら、写真じゃなくて、絵だった…(笑)。ちょっとした詐欺だな、これ。過度な期待は思い込みを強め、目を曇らせる。皆さんも気をつけられますように。