案内板の裏面…

2016年01月13日(水) 18:05

UXいろいろ, 日本発信四方山話, 神奈川, 奈良, サインやUIの話

BACK OF NOTICE BOARD: Looked for a bicycle parking near a temple in Nara, and failed to find it because the notice board was facing to only one direction. We were lucky enough to retrace our way, and found it. Such a notice board should face to the road which would allow people to notice it even from which direction they happen to come by. Or, like the notice board in Kamakura, saying that you would find a sightseeing map on the reverse side, both sides should be used to work.

例年にない暑さの中、フルマラソンを走ってクタクタな人を連れて、薬師寺と唐招提寺へ行きました。自転車で(笑)。

 

[1] 薬師寺の五重塔なり [2] 薬師寺の色づかい好き [3] 仁王像が凛々しい

白鳳時代(大化の改新から平城京遷都までの約60年を言うらしい。学んだ記憶がない…)から焼失・再建されることなく当時の姿のままに残っているという薬師寺の東塔は修復中で頑丈に囲われてましてガックリ。でも、中門を鋭い眼光で守っておられる仁王像(写真[3])が逞しいやら美しいやらでしばし見入ってしまいました。

 

[4] ご近所の唐招提寺へ [5] 静かで落ち着きのあるお寺 [6] 御廟へ向かう途中の苔

ご近所の唐招提寺は静まりかえった落ち着きのあるお寺さんで、しかし手入れは行き届いていて素敵だった。鑑真和上の御廟へ向かう道の苔(写真[6])がとても美しかったです。

ということでお寺の紹介は終わり。それは他の人がもっと詳しくしてくれていると思うので、私は私らしく、駐輪場の案内板についてが今日の本題(笑)。

 

[7] やっと見つけた駐輪場 [8] 裏からは駐輪場と分からない [9] 裏に案内図があることを記載

先述のとおり自転車を借りて、JR奈良駅近くのホテルから薬師寺へ向かったのです。慣れない道だし、道路狭いし、案外寒いし、しかし引き返すのも癪なのでガンバッテ薬師寺まで行き、マナーをしっかり守るべく駐輪場を探す。見つからない。駐車場の案内はWebサイトとかにもあるのですが、駐輪場まで案内してくれているサイトはそういえばなかなかありませんね。で、結局、お寺の反対側にあるらしき駐車場へ向かおうということに決めて、来た道を戻ってみたら、駐輪場を発見です(写真[7])。あるじゃないかー。なんで気づかなかったんだよぉ~。と、責任をなすりつけ合いながら振り返ってみたら、気づかなかった理由がはっきりしました。裏には何も書いてなかったからです(写真[8])。ケチケチしないで裏にも“薬師寺駐輪場”って書こーよ。駐輪場を探している人は、双方向からアクセスするのだ。情報を求めている人の文脈をもうちょっとだけ考えれば、裏にも書いておこうとか、どっちから来ても見える位置に案内を立てようとかって気づくはず。

ちなみに最後の写真[9]は鎌倉でみかけた神社・寺院案内図の“裏”です。道に迷ったり悩んだりしている不慣れな観光客が「あそこに案内図があるよ」と気づいて小川を渡り、案内図を活用できるようになっていて素敵。鎌倉エライです。