アフロ金平糖

2015年11月30日(月) 15:21

UXいろいろ, 日本発信四方山話, 京都, モノ+コトの話

AFRO KONPEITO: Konkai-Komyoji Temple is one of the most spacious temple in Kyoto, and famous with the historical role played especially in the last days of the Tokugawa shogunate. Many others should have talked about the history and treasure of the temple, so I am here to introduce an Amitabha Buddha, sitting in a cemetery, which has a bigger collection of snail-shaped hair knots under favor of manas. The temple uses the hair style resemble afro, and it offers a tiny and delicious souvenir, called “Afro Konpeito (sugar candy).”  Great design, freed from the constraints of common sense, I think.

この秋、特別公開されている金戒光明寺の山門の天井画“蟠龍図”も楽しみの一つでしたが、このお寺にはもう一つ、ぜひご尊顔…というか、ご尊髪を拝ませていただきたい仏像があります。五劫思惟阿弥陀仏(ごこうしゆい あみだぶつ)です(写真[1])。あまりにも長いこと思惟した結果、髪が伸び過ぎちゃって螺髪がえらいことになってしまった…という仏様です。これは、肩こりヒドイことになりそうですね(笑)。

 

[1] 五劫思惟阿弥陀仏 [2] 思惟し過ぎて螺髪がこんな… [3] 売店にてアフロ金平糖ゲット

墓地やお寺の境内を見下ろす高台に徳川秀忠公の菩提を弔うために建立された三重塔があります。それを拝見しに行った帰り、階段を下りてくると右側に「なんだ、このイボイボは?」という感じで目を引きます。ただし、頭頂部は螺髪が少し薄く…もとい風化で螺髪が潰れてしまっているので見過ごさないよう気をつけましょう。階段を昇っていくときは左手側に鎮座されていらっしゃいます。阿弥陀仏様との出会いを求めて墓地まで行った方なら、行きで気づくはずですが、他のお墓や仏像のなかに普通に混じっていらっしゃるので、意識してお姿を探さないとすれ違いになってしまうかもしれません。ご注意を。

その後、ご本堂やお庭を拝見して、そろそろ出口というところに商魂たくましい感じの売店どどーんとありまして、そこで発見したアフロ金平糖(写真[3])が阿弥陀仏様ご本体に負けず劣らず目を引きました。こういうの、誰が考えるんだろ? 常識や体裁に縛られない斬新なお土産デザインである。紫は救済、黄は智慧、そして白は清浄を表すそうです。このお土産を受け取ったときの旦那の笑顔がはち切れんばかりだったので、一人で京都へ遊びに行ったという後ろめたい気持ちが救済されました。さっそくのご利益?!