久しぶりのUXPA

2015年06月26日(金) 12:45

UXいろいろ, アメリカ縦横無尽, イベントの話, サンディエゴ, リサーチャーの知恵袋

UXPA AFTER A LONG ABSENCE: I attended UXPA 2015 after a long absence, and recognized that I was older than most other attendees and had more experience in the field of usability and UX research. The venue was in a “resort” hotel, and located so far away from town, which meant I had no escape. The hotel itself was huge, and I was allocated to a room in the farthest building, which meant I always hesitated to go back to my room to take a rest or nap. Okay, tried to learn a lot, and learned some. I enjoyed being away from home and job responsibilities for a little while, though I kept receiving emails with full of requirements…

 

[1] UXPA2015にやってきました [2] ミュンヘン以来なので3年ぶり [3] サンディエゴの街と湾

UXPA (User Experience Professionals’ Association)に来ています。前回参加したのはミュンヘン開催なので3年ぶり…かな? 今年はSan Diegoのダウンタウンから少し外れたところにあるリゾートホテルが会場です。最寄りのスーパーマーケットが数キロ先で車がないといけないよ…と言われてしまうような場所なので、ちょっと買い物に出たついでに学会のほうをサボるみたいな嘆かわしい状況になることはなく、おまけに会場から部屋まで1キロくらいありますよね?みたいな規模のリゾートホテルで、合間に部屋に戻って仕事をしようとか、ちょっと昼寝とか、そういうことも考えにくい。ということで結構まじめにセッションを回って、あれこれ考えさせられています。そのために来たのでそれでイイのですが(笑)、仕事もいろいろ詰まっているのでさすがに疲れてきたような…。

が、こっちにいる間に書いておかないと書かずに終わる予感がするので、合間の時間を使って少しずつ報告します。

 

[4] オープニングキーノート [5] 初日夜のレセプション [6] 重鎮大集合!

まずは全体の雰囲気から。ミュンヘン大会のときまでは、行けば知り合いが結構な数いて、どうもお久しぶりです~な感じだったのですが、今回は知った顔が少ない。知った顔がまったくいないわけではないけれど、Aaron Marcusとか、Jakob Nielsenとか、Nigel Bevanとか、Steve Krugとか、ビッグネーム過ぎて“知り合い”とは括りにくい(笑)。唯一、会社訪問もしたし、一緒に日本食も食べに行ったし、名刺交換も数えきれないほどした(会うたびに交換してるから笑)仲だから、きっと認識してもらえるだろうと期待したAaronですが、最初の挨拶は相変わらずの「はじめまして、アーロンです」だったという…。日本語しかも。そんなAaronの最近一番の関心事は3人の孫だって即答するし、自分で描いた孫たちの絵を見せてくれたりなんかもして、初めてお会いしたとき(10年以上前)からすでにおじいちゃんな見た目だったけれど(笑)、「UXPAは今回で最後にするかもしれない…」とか言っちゃって、歳とったね、Aaron。

10数年前にはじめて参加したときには、右も左も分からないド新人で、発表を聞いても分からないことのほうが多くて、高い参加費の元を取れたのかどうか自信を持てなかったけれど、今回は逆に新しい学びのほうが少なくて、そういう意味で参加費に見合うのかどうか疑問。Aaronも言ってたし、途中でお喋りした他のオッチャンも言ってたけど、多くの内容が毎回耳にする内容で新鮮味に欠ける。もちろん初めて参加する人もいるわけで、そういう人たちにとっては新鮮なわけだから何の問題もないのだけど、自分の学びはどこにどこまで求めるべきなのだろう? ゼロとは言わない。ケーススタディとか参考になる内容あったし、いま書いているレポートにそのまま使わせてもらっちゃおう!と思うような視点も手に入れたし、フィールドワークやデータ分析のときに使えるツールや手法も手に入れた。うーん、こうして書き出してみると、十分に学んでいるような気もしなくもなくなってきたか(笑)。

ひとつ断言できることは、多くの参加者よりも自分のほうが年上で経験年数が多いということかもしれない。歳とったね、自分。