2015年1月の読書記録
2015年02月03日(火) 19:14
本&映画の紹介月々の記録だと、少ないな~(笑)。1月は家にいる時間が多く、移動時間読書を稼ぐことができなかったのが敗因か…。いや、これも言い訳か…。読みかけの本が今、3冊あるから、そのせいだな…。って、これも言い訳。『オランダ絵図』以外の3冊はどれも甲乙つけがたいくらいのオススメです。
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:883ページ
ナイス数:27ナイス
エンジェルフライト 国際霊柩送還士 (集英社文庫)
機内で読む本ではなかった…(泣笑)。しかも新年を飾る感じの本でもなかった…。“ひつぎ”はご遺体が納められているかどうかによって漢字を使い分けるそうです、知らなかった。それにしても、ものすごく、おそらく想像を絶するレベルで苦労の多いお仕事かと思います。おまけにそのフィールドで悪事を働こうとする輩がいるらしきことが悲しい。決してお世話になることのない人生を歩みたい。しかし万が一にも遭遇したらきっと思い出したい。そんな人たちの現場の話。
読了日:1月1日 著者:佐々涼子
そうだ、京都に住もう。 (小学館文庫)
2月に京都へ行くのだ。そして町屋に泊まる。そうか、老後は京都に家を、しかも町屋を買ってリノベして…なんて楽しみ方があるのか、そうなのか、では2月の京都旅行はプチ京都暮らし(しかも冬)を体験して、本当にありかどうかを真剣に考える場としよう。予定ビッチリだけども…。京都に暮らすことを前提に京都の町を見たら気づくことがたくさんあるっぽい。すごく勉強になりました。お金の話をもう少し見える化してくれたらもっと参考になるんですけどね…。
読了日:1月10日 著者:永江朗
オランダ絵図 カレルチャペック旅行記コレクション (ちくま文庫)
そうそう、オランダってこんなんだったよな~と、ぼんやり思い出しながら読了。チェコ人目線で皮肉っぽい…ような気がする…くらいの皮肉混じりで静かにオランダという国とそこに暮らす人々を描写してます。花壇がお花でいっぱいの時季を見逃していることも思い出しました。いつか再訪する日がくるのだろうか?
読了日:1月13日 著者:カレル・チャペック
なぜ時代劇は滅びるのか (新潮新書)
本気が伝わってきた。著者は本気で憂いでいるし、時代劇をとても愛している。「技量のない《人気者》と《なんちゃって名優》が(中略)《時代劇ごっこ》を繰り広げてきた。観る側が見放すのも、当然のことだ」なんて辛辣なことを言い、俳優や監督、プロデューサーらは実名で腐している。北野武や山田洋次など一握りの監督は“基礎があるから逸脱できる”のであり、教養があるからこそ「《ならでは》の世界を作れる」と。なにげに刺さる。基礎があっての逸脱、応用、そして本物。うーん、がんばろう。
読了日:1月24日 著者:春日太一