同業者からの贈り物

2014年12月01日(月) 19:23

UXいろいろ, 日本発信四方山話, カエルあれこれ, 東京, ヒトについて, モノ+コトの話, リサーチャーの知恵袋

GIFTS FROM AMERICAN RESEARCHERS: I have worked with researchers from the US a lot this year, and received some gifts in acknowledgment of my hard work and good job. One of them noticed that I was a frog lover while traveling around Tokyo with me, and she found a tiny frog for me. Great observation. Another researcher, who was fascinated by the gift-wrapping service in Japan, couldn’t help but use the post-it notes lying around to wrap the gift he brought from the US for me. I liked the gifts themselves, but their attitude to observe things around to learn something new made me happy, and I’d love to keep working with such colleagues who enjoy and value the time in Japan.

仕事で海外へ行くとき、仕事でお迎えした海外からのお客さまをお見送りするとき、わたしは必ず、いや多くの場合(と言っておくのが無難かな…笑)、何か “日本っぽい” お土産を用意して渡すようにしています。仕事を引き受けてくれた現地の方に対する感謝の気持ちをちょっとだけ形にしたい。あるいは、せっかく日本まで来ても、ゆっくりと買い物を楽しむことなく仕事三昧で帰って行く人たちに、また日本に来たい!と思ってもらいたいからです。

 

[1] 頂き物その1。ノートも嬉しい [2] 頂き物その2。連続菓子折 [3] でもカエル付き!

逆にお土産を受け取ることは希有だったんだけど…というのが今日のお題。ところが今年はなんと、頂き物を受け取るケースが多発! わたしがとても一生懸命にイイ仕事をしたお礼にと、日本にいる間に菓子折を買ってきてくれたというのが最近続いた2件です。甘いモノ、あまり食べませんが…というか、自分で買うことはほとんどありませんが、頂き物は嬉しいィ~。プロモーショングッズのノートも使えそうで助かります(写真[1])。とにもかくにも「お礼に何か贈りたい!」と思ってもらえる仕事をした自分を褒めてあげたい。

もう一件も、日本で買った菓子折だったけれど(写真[2])、東京で一緒に仕事をした三日間の間に、わたしが “カエル” 大好きなことに気づいてくれた彼女は、わたしが最後のセッションを行っている間の時間を使って(おいおい、サボってるなよ…笑)、菓子折だけでなくカエルまで見つけてきてくれました(写真[3])。「これしか見つからなかったのよ!」と言いながら照れくさそうに手渡してくれたカエルを大事にしたいと思ったし、行動を共にしていた間にわたしのカエル好きに気づいた彼女の観察眼は素晴らしいと思った。

 

[4] ポストイットで即席ラッピング [5] パッケージカワイイじゃん [6] チョコおいしかったです

もう一つ、今年受け取った外国人からの贈り物で嬉しかったものは、ポストイットで即席ラッピングされているコレです(写真[4])。ラッピングを空けると、「このままで良かったんじゃね?」と思わせるほどの素敵パッケージが表れて(写真[5])、蓋を開くと可愛らしいチョコが4ピース並んでいました(写真[6])。日本に来てから買うんじゃなくて、アメリカから買って持って来てくれたという事実がまずは嬉しいポイントなのですが、それ以上に嬉しかったのは、ポストイットの即席ラッピングです。彼は、リサーチの仕事で日本に来て、日本のあちこちで色々なサービスを受けて、どこで何を買っても見事にラッピングしてくれる日本のサービスに感激し、自分が持って来たお土産をラッピングせずそのまま渡すわけにはいかない!と思ってくれたのです。その気持ちが、とにかく嬉しいと思いました。

これからもこういうクライアントと仕事をしていきたいです。お土産を持って来てくれる人…ではなくて(笑)、日本にいる間に日本のサービスや文化を知ろうとしてくれたり、リサーチャー持ち前の観察眼を駆使して、何かに気づいて帰ってくれたり、そんな風に日本での時間を大切に過ごしてくれるクライアントと一緒の仕事は、私にとっても学びの多い貴重な経験です。