茶殻を食す
2014年06月17日(火) 16:05
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 静岡, モノ+コトの話EVER EATEN USED TEA LEAVES?: The hotel we stayed in Kanzanji provides an interesting opportunity for its guests, called “Triple Boiled Tea.” In summer, we are invited to enjoy cold tea three times, by changing the temperature of the water. At the very end, the used tea leaves themselves can be enjoyed as a side dish, which turned out for me to taste for the first time of my life.
引き続き、界 遠州でのエクスペリエンスのご紹介。
界 遠州では毎日、“お茶三煎”と呼ばれるお茶体験アクティビティを開催しています。宿泊客なら誰でも無料で参加できるちょっとしたお勉強会で、夏の間は“冷茶”の利き茶体験です。
会場へ行くと、二人分の体験セットが差し出されました(写真[1])。しかしまずはそれらに手を触れず、係のお兄さんが入れてくる水出しのお茶からスタートです(写真[2])。二人分で約4グラムの茶葉に水を注ぎ、1分おいてから湯呑みに移します(写真[3][4])。そして写真を撮るのに夢中でなかなか飲まない私にしびれをきらし…たりはしないよく出来たお兄さんでした。普通に美味しかったです。
続いて二煎目は、湯呑み、急須、湯冷ましと移しかえていくことで温度を下げたお湯で煎れたお茶を氷の入ったグラスへ注ぎ入れます(写真[5])。キュッと冷えたお茶のお味は、うーーーーん、よく分からなかった(笑)。たぶん、低めの温度で煎れたことで甘みが強めに出るんだと思いますが、なんかね、ちょっと過ぎてよく分からんかった。
最後の三煎目は、湯冷ましをせずに高めの温度のお湯で煎れたお茶を氷で冷やしていただきましたが、これは一番“渋い”お味になっていた…はず。茶道を嗜む母は横でうんうん云いながら味わっているようだったが、私はダメでした。向かない、こういうの(笑)。
しかし最後に供された茶葉のおひたしは美味しかったー(写真[6])。少し甘めのお醤油を少しだけかけていただくと、意外や意外、苦味とか渋みとかは少なくて、いかにも身体によさげな菜っ葉のおひたしというお味でした。この茶葉じゃなくても、三煎お茶を楽しんだ後の茶葉は普通にそのまま食べてイイのだそうです。しかもめちゃくちゃ身体にイイらしい。“茶殻”なんて言うから、お茶を出した後はそのままゴミとするもんだと長く信じ込んでいましたが、食べるとは驚いた。勢いでCOOKPADに質問してみたら茶殻を使ったレシピが129件も出てきた…。ナムルあたりを今度ためしてみようかな。