遊び心が募金を後押し?!

2014年01月08日(水) 19:16

UXいろいろ, 日本発信四方山話, 熊本, ヒトについて, モノ+コトの話

DONATION BOX WITH A SENSE OF FUN: Japan Habitat Association seems to be placing donation boxes at airports. The coin will whirl round and round on the Chinese-wok-like tray, heading to the center hole to be donated. The box at Kumamoto airport contained a lot of coins, which proved such a sense of fun worked effectively.

 

[1] “くるくる募金箱”@熊本空港 [2] すごい募金たまってます [3] コインがクルクル回るのだ

熊本空港で奇妙な形の募金箱を発見(写真[1])。国連ハビタット募金箱なる看板を掲げてました。アフガニスタンやイラクなどの“紛争後のまちづくり再建事業”を促進する認定NPO法人日本ハビタット協会が設置しているらしい。というのは、帰宅してから調べたことですけどね。

知らない団体の広告とか募金箱とかは通常スルーすることになっていますが、日本にしてはビツクリするほどに募金が集まっていて(写真[2])、思わず足が止まりました。コイン投入口からコインを入れると(写真[3])、中華鍋みたいな形の受け皿の上をクルクル回りながら中央の穴へと向かい、最後には下の募金箱へボトンと落ちる仕組みです。いや、実にどーってことのない、“ゲーム”と呼ぶのは憚られるほどのお遊びなのですが、子どもにはグッとくるんですかね~?! もう一回!もう一回!とおねだりされて、親としてはついつい何度も募金をしてしまったりするのでしょうか? 投入口が二ヶ所あるのも地味に効いているかも。コインを2枚いっぺんに落としたらどうなるかな?なんて試してみたくなる大人もいるかもしれません。貯まっている小銭の山を見る限り、なかなかの効果とお察しします。遊び心を加えた募金箱といえばロンドンはテート・モダンのものが有名ですが(いや、有名ってほどでは…笑)、どちらも“お札が入ることはあまり期待できない”という特徴を有していますね、そういえば。童心をくすぐって、小銭を狙ったほうが結局はたくさん集まったりするのかもしれません。