置き方いろいろ

2013年11月20日(水) 17:23

UXいろいろ, 日本発信四方山話, 群馬, モノ+コトの話

VARIOUS ARRANGEMENTS: I found nicely designed chairs at the joint government building of Kanna. 2 chairs can be placed like a couch (picture [2]), or you can use the backrest to make the boundary with neighbor clear (picture [3]). Nice customizable chairs for a public space.

 

[1] 中里合同庁舎の図書コーナー [2] 仲良くしたいときはカウチ風に [3] 背もたれを壁にすれば一人用

神流町の中里合同庁舎がなにげにオシャレな建物だったんですよねー。旦那が出場したミドルコースのスタート地点がそこの前だったので、運良く中に入ることができました。一階には図書コーナーがあって、壁一面、無駄に奥行きのある本棚がズラリでなにげに圧巻(写真[1])。でも蜘蛛の巣あちこちにあったので、あまり利用者はいないようでした。もったいない。

それはさておき、もっと素敵だったのは中にあった椅子です。一人で腰掛けていたときには、座面の奥行きが広くてちょっと座りにくいな…とか思っていたのですが、椅子が複数あつまっているところに遭遇して、そのデザインの秀逸さに思わず唸りました。二人仲良く寄り添って座りたいとか、強引に3人で使いたいときにはカウチ風に二つを並べます(写真[2])。一人静かに読書をしたい、隣の人との境界ははっきりさせたいってときには、背もたれが壁になるように並べることもできます(写真[3])。いやもちろん、もっと離して座れば境界はより明確になるのだけれども…。

公共の場で使われるものだからこそ、使う人が好きにアレンジして使えるデザインにしてあげる。いろいろな意味で町のゆとりを感じさせてくれる合同庁舎でした。