折りたたみ傘用の小箱

2013年10月25日(金) 14:24

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SHORTER BOX FOR FOLDING UMBRELLA: We lately often find a hook for customers to hung their wet umbrellas while they are paying at the register or buying a ticket from the vending machine, which is a thoughtful service. Some places and shops ask customers to leave their wet umbrellas in the stand at the entrance, but most stands are for stick umbrellas and not for folding one. The umbrella stand I found in Kyoto has some shorter boxes with holes at the bottom to drain water, which is obviously for folding umbrellas. Just a small box functions amazingly.

 

[1] レジ脇の傘用フック [2] 東京メトロの券売機前 [3] とある銀行のATM

今年の秋は雨の日が多いですねー。雨の日の屋外、傘のもたらす恩恵は大きいです。でも屋内に入ると途端に邪魔者に変身するのも傘ですよね。最近は、傘や杖を引っかけられるようにとフックをレジの脇に用意してくれているお店が増えてきました。銀座の文房具専門店、伊東屋は現在仮店舗での営業中ですが、そこのレジ脇にも、“傘はこちらにどうぞ”といかにも後付けっぽいですがフックが備え付けられています(写真[1])。東京メトロの券売機前には、傘杖専用のフックが並んでいます(写真[2])。でもこれらのフック、柄の部分に曲がりのない折りたたみ傘のような場合には機能しなくて残念。と思っていたら、折りたたみ傘の柄についている紐を使えば引っかけられそうなフックをとある銀行のATMで発見しました(写真[3])。見た目は決して美しくはありませんが、これなら長傘も折りたたみ傘も、ちょっと引っかけて用事を済ませることができそうです。

 

[4] 上賀茂神社の傘立て [5] 折りたたみ傘用の小箱付き [6] 底に穴があって水は落ちる

傘は入口に置いていって欲しいというお店や場所は少なからずあります。そういうところには傘立てが用意されていますよね。空いている格子にスポッと傘を差し置くだけの簡易な傘立てが、京都は上賀茂神社にもありました(写真[4])。でも見た目、よく見かけるものとなんか違う…ところがあります。もしやと思って寄ってみたら、長さが足りなくて格子に寄りかかっていられない折りたたみ傘のための、丈の短い箱がいくつか並んでいて、その中に折りたたみ傘が何本か入っていました(写真[5])。覗いてみると、箱の底にはきちんと穴があいていて(写真[6])、水分は下に落ちるようになっています。素敵ぃ~! この手の傘立てに折りたたみ傘を強引に立てて置いていくと、水の溜まった下の受け皿部分に結局倒れてしまって、水分を切るどころか、帰る頃にはビッショビショになっているなんてこと、ありますよね? それがイヤで、折りたたみ傘はどんなにびしょ濡れでもたたんで鞄に入れるようにしているのですが、この傘立てなら抵抗なく置いていけます。発想としては単純で、あちこちで見かけても良さそうなモノですが、お初にお目にかかりました。これは各地、各店舗にて導入を検討すべきでは?