便座と蓋にツマミあり
2013年08月02日(金) 17:18
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 東京, モノ+コトの話TOILET SEAT AND LID WITH A TAB: Can you imagine how great the tab is? When I open a lid of the toilet, I sometimes happened to grab both the lid and seat, though I’m not willing to. The tab of the lid helps me to avoid that situation, and I easily open only the lid. The seat also has a tab, which makes me feel a bit better not to touch the “exact” unsanitary seat when I need to make it in the down position. I hope the tab becomes a global standard.
ビジネスクラスのトイレには、おしり洗浄機能がついてました。機中でコレのお世話になるようなことはまずないので、私にとってはそれほど嬉しい機能ではありませんが…。でも日本の航空会社っぽい仕様です。
しかしそれよりも、便座と便座の蓋のデザインが私にはグッときました。以前、イタリアはトリノのホテルで見かけた“ちょっとした工夫”と同じように、蓋や便座の“出っぱり”部分をつまんで持ち上げれば、蓋だけ開けたいのに便座まで持ち上げてしまうようなミスを避けられます。素敵。
イタリアのモノよりもさらに優秀なのは、便座にもツマミを設けることで、男性陣も、便座のまさに便座部分に触れることなく便座を持ち上げることができて衛生的な点です。配慮不足の男性が便座を降ろすことなくトイレを退室した後に利用するとき、次に使う女子の私は当然便座を降ろさなければなりませんが、そのときもツマミを使えるので、もろに便座を触る必要がなくてやっぱり衛生的です。嬉しい。
おまけにツマミは左右両サイドについていて、利き手を選びません。
787のトイレは、水を流すためのボタンを押せば、便座と蓋が自動的に閉まるというさらに画期的な仕様になっていましたが、このツマミくらいで十分うれしいな。きっと来る。ツマミのついた便座と蓋がグローバルスタンダードになる日が。