『浅田家』最高

2013年08月27日(火) 18:52

本&映画の紹介, 日本発信四方山話, 東京

ASADA FAMILY ARE FABULOUS: To mark its 10th anniversary, the Mori Art Museum takes the theme of “love,” and the exhibition is now about to be finished this coming Sunday. Modern arts are mostly difficult for me to understand their profound implications, but I really loved the series of family photographs by Masashi Asada, thanks to the obivious “love” seen in the photos.

森美術館の10周年記念展として開催されている『LOVE展:アートにみる愛のかたち ~シャガールから草間彌生、初音ミクまで』を見てきました。終了間際の滑り込み。先日、皇后様も見に行かれたということでニュースになっていた展示会です。

 

[1] 津村耕佑のFINAL HOME [2] 草間彌生の愛が呼んでいる [3] 草間彌生の抽象画(高価)

最近は、SNSでの告知とその広がりを期待してのことかどうかは分かりませんが、展示のうちの何点かの写真撮影を許可するケースが増えてきています。著作権とかにこだわらないアーティストが増えてきているというのも背景にあるのかもしれません。本展でもファッションデザイナーの津村耕佑さんが提案している『FINAL HOME(写真[1])』や草間彌生さんが本展のためにつくりあげたインスタレーション『愛が呼んでいる(写真[2])』などが撮影OKだったので、それは撮らないと逆に失礼だろ…ってことで撮ってきたけれども、やっぱり現代アートはよく分からないというのが私の感想です(笑)。森美術館ミュージアムショップでは、草間彌生さんの原画展もやっていました。インスタレーションを見ても愛が呼んでいるかどうかは分からなかったけれど、草間さんが描く抽象画(写真[3])は精巧で美しく、買うつもりまったくなかったけど(というか、ぜんぜん買える金額じゃないんですけども…)見に行って良かったです。

ちなみに、笑える要素を織り交ぜてくれているアートは好き。写真家の浅田政志さんによるシリーズ作品『浅田家』なんかはもうテーマの家族愛が滲み出る写真の数々で本当に素敵でした。LOVE展は9月1日までの開催です。ぜひ『浅田家』ねらいでどうぞ。遠くて六本木まで行けない人は、写真集『浅田家』が出ているようなのでそちらでお楽しみください。