2013年6月の読書記録

2013年07月11日(木) 11:06

本&映画の紹介

6月のチョイスは奇妙な感じだった。仕事で外出(&遠出)が続いたにもかかわらずあまり読めていないのは、とある試験の勉強を余儀なくされたからである。言い訳である。リサーチ系の仕事関係者には、『ファスト&スロー』おすすめです。

 

読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1875ページ
ナイス数:27ナイス

震える牛 (小学館文庫) 震える牛 (小学館文庫)
最後の裏切りが強烈だった。まさかその立ち位置の人とあっちのこの立場の人が繋がっているなんて…。辛いな~、真実を公にできないなんて…。読後、ファストフードへ気軽に行けなくなってしまうという辛さも持ち合わせる小説です。ファストフードがないと生きていけない人は読まないほうがイイ本です。
読了日:6月1日 著者:相場 英雄

財布のつぶやき (角川文庫) 財布のつぶやき (角川文庫)
群さんに似ているところを多々もっているような気がする。彼女の懺悔や反省を読み、我が身に置き換えて、うーとか、あ~とか、むむむっとか考えながら(というより“感じながら”のほうが近いかな)読むと、サラッと読み終わりますが、サラッと読めすぎて、あまり後に残らず、反省が生きないという…笑
読了日:6月5日 著者:群 ようこ

衝動買い日記 (中公文庫) 衝動買い日記 (中公文庫)
“未来からやって来た願望実現機”とは絶妙な表現ですね<クレジットカード。よ~く考えてから無駄な買い物しまくってる感じだから“衝動買い”じゃないじゃんっ、とか思った。ま、重箱の隅だけど…。すべての買い物に理屈(蘊蓄?言い訳?屁理屈…が適当か笑)がある。うん、分かる。だから随所で共感できる。されど、ご家族の苦労と心中を思うといたたまれないです(笑)。
読了日:6月11日 著者:鹿島 茂

老後のお金 絶対減らさず少しだけ増やす常識 (文春文庫) 老後のお金 絶対減らさず少しだけ増やす常識 (文春文庫)
とりあえずスルガ銀行ANA支店の口座を開設しました。為替や株の動きに一喜一憂してたらお金もだけど神経もすり減るよ。地道が一番。ゆっくり行こー。
読了日:6月16日 著者:



ファスト&スロー (上): あなたの意思はどのように決まるか? ファスト&スロー (上): あなたの意思はどのように決まるか?
ファスト(直感的な意思決定を行うシステム1)&スロー(サボリがちなうえ、働きもまったりしているが、やるときはやる!的な論理的思考)というのが、人間が進化の過程で勝ち取ってきたというか、造り上げてきた脳の仕組み。どんなときにファストが便利に働いて、あるいはスローの活躍に期待すべきときはいつか、いちいち選んで働かせられるわけではないところが肝ですが、そういう仕組みだということを憶えておいて損はない。
読了日:6月20日 著者:ダニエル・カーネマン

ガール ガール
奥田さんってホント、女子の気持ちよく分かるよな…。キャリアを目指したり、キャリアに悩まされたり、そう、わたしも少し前までこんな感じでした…と大きく頷きながらスイスイ読めるお気楽本です。
読了日:6月27日 著者:奥田 英朗



世界でも珍しい「謝罪会見」という光景 世界でも珍しい「謝罪会見」という光景
謝罪会見の写真を載せた新聞記事をところどころに掲載してますが、当該部分の冒頭に配置してもらったほうが「あ~、あの件ね」と思い出してから子細な解説を読めて良かった気がします。構成の話。内容はまー、この事件の裏にこんな操作や思惑があるに違いない…的な著者の見解で毎回締めくくられてて、「あ、言いたかったのはそこか…」みたいな。“日本人は淡泊だから、正直に謝れば許してくれます”ってところに妙に納得した。
読了日:6月29日 著者:マッド・アマノ