デザインあ展

2013年05月01日(水) 16:51

UXいろいろ, 日本発信四方山話, 東京, イベントの話, ヒトについて, モノ+コトの話

DESIGN AH!: This is a great exhibition for you to cultivate your “Design Mind.” It could be too difficult for small children to get it on their own, but it looked an ideal opportunity for mothers and fathers to learn how to guide and mentor their children to have an imagination and creativity in their daily lives.

東京ミッドタウンの21_21 DESIGN SIGHTで開催されている企画展 デザインあ展に行ってきました。GW中ということで入口に列ができるほどの盛況ぶり。子どもたちが楽しそうに“デザイン”に触れている様子をあわせて観察できました。

 

欠けている一画を自分で埋めて「あ」を作ったり、世界中のコインを“こすって”紙のおサイフに入れたり、新しい題名の本を作ってみたり、遊び心いっぱいの展示に子どもたちが夢中になっていました。

 

自分の口の大きさにあった“ちょうどいい”サイズのお寿司はどれだろう?と考えたり、お小遣いの100円で買えるモノをいろいろと見比べて100円の価値について学んだり、コインの絵柄を写し取りながらいつかその国を訪れる自分の姿を想像したり、ハッピーエンドを迎える『マッチ売りのひこぼし』を紡いでみたり、と発想豊かに展示を体験できれば最高ですが、幼い子どもたちにそこまでを期待するのは難しいかもしれません。ここはむしろ、お父さんやお母さんが子どもたちの創造力や想像力を育むための導き方のヒントを得るための場と考えてみてはどうでしょう?

空間を存分に活用した展示になっています。100円で買えるトイレットペーパーやセロテープの長さは展示台にとどまらず、天井を見上げてみないと分かりません。中庭の草花は刻々と成長を続けて「あ」を変化させています。広い展示室を抜けて“音めがね”の展示へ進んだところでどうしても人が詰まってしまうという点が、場の設計として唯一残念でした。

昨日紹介したカリフォルニア・デザイン展との共同企画で、半券を提示すると入場料が100円相互割引になります。子連れでハシゴは難しいかもしれませんけども…。