環境変化まで考慮が必要

2013年04月16日(火) 17:05

UXいろいろ, 日本発信四方山話, 神奈川, モノ+コトの話

ENVIRONMENTAL CHANGES NEED TO BE CONSIDERED: The stone-built bench has a great signifier, as it looks strong enough to sit and the hollowed surface clearly tells it’s for 3 persons. On a clear day, however, I happened to find that it’s ill-drained and still obviously wet from the previous day’s rain. Things to be used outdoor need to be designed in the light of environmental changes.

 

[1] 藤沢市役所近くのベンチ [2] 三人家族が休憩中 [3] 雨後は水はけが悪いです

たまに仕事でお世話になる藤沢市の市役所近くにあるベンチです(写真[1])。その高さや石造りで頑丈そうな質感から“座れる”ことが容易に分かり、また座面を彫り込むことで三人掛けですよ~ということもあっさりアピールできています。シグニファイア(ユーザの行動を導く知覚可能なサイン)を適切に読み取った三人家族が休憩中の様子を後ろから撮らせていただきました(写真[2])。

シグニファイアの好例としてよく使わせていただいていたのですが、先日、雨上がりの日に通りかかり、座面に水が溜まっているのを目撃してしまいました(写真[3])。これは落とし穴でした。こうやって屋外に設置するモノをデザインするときには、天候をはじめとする環境変化まで視野に入れる必要があります。水はけの悪い石という素材で座面を掘ってしまうと、確かにこうして水が溜まり、それが自然蒸発するまである程度の時間が必要になります。せっかくのベンチがベンチとして機能しない時間が出来てしまうのは残念なので、ちょっと残念なデザインということになりました。