東福寺と芬陀院

2012年05月28日(月) 12:09

日本発信四方山話, 京都

TOFUKU-JI TEMPLE AND FUNDA-IN: The purpose of my Kyoto visit was shopping! However, it is a kind of must for me (and everybody) to visit some shrines and temples whenever in Kyoto. On the first day, I picked up Tofuku-ji Temple and Funda-in to enjoy their beautiful gardens and reverential atmosphere. I hope you are able to share them with me by looking at the pictures I took.

京都一日目。京都でお買い物っていうのが今回の旅の目的でしたが、京都に行って神社仏閣なんにも見ないってーわけにはいかない。人として(大袈裟…笑)。というわけで、初日に訪れた二ヶ所のご紹介です。

 

[1] 雪舟が石組で描いた亀 [2] 丸窓から見た東庭 [3] 隙間から垣間見える庭

水墨画家、雪舟が作庭した禅院式枯山水庭園があることで知られる芬陀院(ふんだいん)に着いた頃、雨がすこし強くなってきたので雨宿りさせてもらいました。雪舟が、“筆ではなく石組みで描いた”と言われる亀島(写真[1])を眺めながら、ただただボケーっとしてみた。東京ではなかなか出来ない贅沢な時間の使い方でした。


奥の座敷(図南亭)の壁にある丸い窓から東庭を眺めるのもかなりイイです(写真[2])。外の明るさを引き立てるかのように、部屋の中は暗くもの悲しい雰囲気。よって、長居はしにくいです(笑)。亀島も丸窓もともに素晴らしい風情だったのですが、芬陀院の一番は、わずかに開かれた襖と襖の間から垣間見える庭の緑でした(写真[3])。粋な計らいではありませんか…。こういうちょっとした機微に触れられるのが京都の良さだと、私は思う。

京都を代表する紅葉の名所へ新緑の季節に行ってみました。
東福寺の境内にかかる通天橋です。

 

[1] 楓は新緑の季節も素敵 [2] 方丈の北庭がお気に入り [3] 開山堂の庭も素敵な風情

雨に濡れた新緑の楓(写真[4])も美しかったです。でも、東福寺の方丈(禅宗寺院における僧侶の住居)の北庭を飾る苔が青々と茂るまでには、まだ雨が足りないようでした(写真[5])。それにしても、この北庭のデザイン、素敵すぎます。好き。通天橋を渡った先にある開山堂の庭(写真[6])も素敵でしたが、やっぱり北庭が好き。紅葉の頃に来たら、楓の紅と苔の緑でそれは見事なコントラストでしょうねー。秋に再訪か?