2012年4月の読書記録

2012年05月11日(金) 17:42

本&映画の紹介

いつもお世話になっている読書メーターさんで、以下のまとめページを“古い順”に並び替える機能を今さらながら発見! 古い順に並んでいるほうが読むときも流れとして自然だ。ありがとー。暇を見て、過去の読書記録も古い順に並べ替える…かな。

 

読んだ本の数:10冊
読んだページ数:3176ページ
ナイス数:25ナイス

 

アナザーフェイス (文春文庫) アナザーフェイス (文春文庫)
主人公を仲村トオルでドラマ化…という帯を見てしまっているので、主人公の姿が仲村トオルと重なりすぎる。おだてられて目尻とか下がってる絵とか想像容易(笑)。確かにイケメンだ(ビーバップの頃からファンです)。小説としては、オチが分かりやすすぎて盛り上がりに欠ける。暇つぶしには上々でした。
読了日:04月02日 著者:堂場 瞬一

政府は必ず嘘をつく  アメリカの「失われた10年」が私たちに警告すること  角川SSC新書 政府は必ず嘘をつく アメリカの「失われた10年」が私たちに警告すること 角川SSC新書
東京都が瓦礫の受け入れをあっさりと受け入れたワケ、日本がTPPに参加することにより日本国民が知らぬ間に晒されることになるかもしれない医療や著作権問題の脅威、マスコミがわたし達から“考える力”をいかにして奪っているか…、コレを読むと平和ボケしている自分も気を引き締めて、油断せずに生きる必要が今後ますます高まっていくということを思い知らされる。リビアの皆さんゴメンナサイ。カダフィは悪だと思い込んでいました。いや、思い込まされていました。
読了日:04月03日 著者:堤 未果

スティーブ・ジョブズ I スティーブ・ジョブズ I
そうだったのか、自己愛性人格障害だったのか…。と分かってもなお嫌なヤツすぎて読んでいると腹が立ってくる。横暴、ワガママ、自己中、気分屋、凡人だったら絶対に周囲に受け入れてもらえない人。でも、そんな彼を理解し(ようとし)、ともに闘い、ともに高見を目指そうとする人が現れては消え、消えたかと思いきやまた戻ってくるみたいな、結局ひとを魅了する強い何かを持っていたということは確かなんだろうな。とりあえず、途中ではやめられないので第二巻へつづく。
読了日:04月05日 著者:ウォルター・アイザックソン

グレイヴディッガー (講談社文庫) グレイヴディッガー (講談社文庫)
『13階段』をしのぐ…という帯の文句はちょっと賛同できないが、日本社会の暗部を勢いよく描ききった感じはさすが! ノンストップサスペンスというのはホント。東京の地理がまったく分からずに読むと辛いかもしれません。やはり高野和明氏はスゴイってことで。
読了日:04月08日 著者:高野 和明

おじさん図鑑 おじさん図鑑
冒頭にある“おじさん予想診断”というのを旦那に試してもらったら“すでに完璧なおじさん!”という輝かしい結果となった(笑)。本書の中でおじさんは48種類に分類されていますが、うちの旦那はどれかな? “アート系のおじさん(デザイン系)”を目指していると思われるが、最終的には“夫婦でいるおじさん”に落ち着くのではないかと…。しかし先週の金曜日は確実に“酔っ払いのおじさん”だった模様。なぜかあちこち切り傷だらけの酔っ払いだった。草むらとかで吐いたんかな? 笑えなーい。
読了日:04月11日 著者:なかむら るみ

スティーブ・ジョブズ II スティーブ・ジョブズ II
傍若無人な人生が着々と終焉へと向かっていく様子が丁寧に綴られていました。内に抱えた矛盾とそれがために現れる奇行がいろんなところで腑に落ちるのは著者の観察力と洞察力のおかげ。ジョブズのいちばんの幸せは、ローリーン・パウエルに出会えたこと、彼女に受け入れてもらえたことだと想いながら涙で締めくくりました。やはり偉人の死は辛く悲しいものですね。
読了日:04月13日 著者:ウォルター・アイザックソン

TOKYO 0円ハウス 0円生活 (河出文庫) TOKYO 0円ハウス 0円生活 (河出文庫)
お金がなかった若い頃、自分でいろいろと工夫してモノを再利用したり、節約したりしていたことを思い出し、それをもっと大きなスケールで実践して“生活”を成立させている鈴木さんとみっちゃんさんはスゴイなーと半ば尊敬のまなざし。著者の行動力にも学ぶべきものがある。なんか、自分の生活と人生を見直したくなりました。
読了日:04月16日 著者:坂口 恭平

文房具56話 (ちくま文庫) 文房具56話 (ちくま文庫)
歴史あるものの意義を考えさせてくれるじんわりくる一冊。硯で墨をすり、書道をしてみたくなった。子どもの頃にならっていたけど、あのときは強制されるままにただ文字を書いていただけで、精神的にどうこうってのはなかったから…。今なら何か見えてくるかも。
読了日:04月24日 著者:串田 孫一

響きの科楽 響きの科楽
音楽って物理だったんだなーってことを再認識させられる一冊。音楽と物理を切り分けて教えるのではなく、もっとそのあたりを関連づけて教えてくれたら学びやすかったのではないか? が、音楽を楽しめなくなる子も出てきそうだから判断難しい。とりあえず、かなり難しい科学でした。
読了日:04月25日 著者:ジョン パウエル

中国嫁日記 (二) 中国嫁日記 (二)
相変わらず愛し合い、支え合う二人。中国嫁が東日本大震災の後も日本にいてくれることをとても嬉しく思う。親を大切にしている二人にも考えさせられる。でも、九寨溝と万里の長城には、行きたくなくなってしまった(笑)。
読了日:04月27日 著者:井上 純一