お台場の由来

2011年07月19日(火) 19:07

日本発信四方山話, 東京

HOW ODAIBA WAS NAMED: At the end of the Tokugawa Shogunate, cannons were placed on islands in Tokyo Bay to protect the city of Edo, and the these islands were thus known as “Daiba (cannon emplacements).” The 3rd emplacement is now open to the public, which seems to be a nice dating spot among young couples (not us!)

知らなかった。というか考えてみることすらなかったというのが事実に近いけれど、先日ジョギングの途中で寄り道したお台場で、その地名の由来を知り、妙に納得がいきましたのでご紹介。

ペリー来航の折、江戸防衛のために砲台を据え付けた島を“台場”と言うのだそうです。皆さん、ご存知でした? 今も第三台場と第六台場の二つが残っていて史跡に指定されています。第六台場は無人島で、一般人が出入りすることはできないっぽいけど、第三台場は台場公園と名を変えて一般に開放されています。フジテレビ本社をはじめとする建物が乱立するあたりが主にお台場と称されていますが、本当の台場は観光客の皆さんで賑わうあたりではなくて、海に浮かぶ島々のほうだったのです。

 

[1] 第三台場はこんな感じ [2] 砲台の跡が残っています [3] 凹地にも降りられます

しかしお台場デート上流編はなんと言っても第三台場だ。レインボーブリッジの方へ歩いて行くと道なりに第三台場へ繋がっています。こちらは、緑豊かな小さな孤島(写真[1])。砲台の跡も少しですが残っていました(写真[2])。島の真ん中は凹地になっていて、石(というか岩?!)が意味不明に並んでいました(写真[3])。武器庫とか、司令所とかがあった場所なのではないかと推測します。島の外周は石垣積みの土手になっていますが、ぼちぼち危ないっぽいのでお子さん連れには不適。でも、まったりしたいカップルには良さげな静かな公園です。暗くなったら帰り道とか分からなくて怖そうだけど、まぁ、今まさに愛を育んでいるというか、今が勝負だ!的なカップルには絶妙なデートコースなのかもしれません。そういう狙いのある方は、第三台場へどうぞ。 そういう狙いのないカップルが行くと、恥ずかしくなってしまうくらいに多数のカップルがイチャついています。