第50回日本クラフト展

2011年03月10日(木) 22:17

日本発信四方山話, 東京

社団法人日本クラフトデザイン協会(JCDA)の主催、読売新聞社の共催で毎年開催されている日本クラフト展。今年は区切りの年、50回目を迎えたようです。仕事の合間を縫って、会場となっている丸ビルまで行ってきました。経済産業大臣賞・日本クラフト大賞を受賞した水野太介氏の作品“依代(よりしろ)が掲載されたポスターが入口で迎えてくれます(写真[1])。

 

[1] 日本クラフト展開催中 [2] 作品紹介のプレート [3] 裏にお値段がありますよ

今年はこの大賞作品が本当に、文句なしに素敵でした。水野氏はまだ学生さんだって言うから驚きです。審査員もさぞ息を飲んだことでしょう。今後の活躍に期待したいですね。

作品の作者やタイトルを紹介する小さなプレート(写真[2])が、各作品のすぐ近くに添えられていて、でもそれが貼り付けられていないものだから、とっ散らかって見える。両面テープでも使って固定してしまえば済むのにな…と思っていたのですが、実は裏面にもコソッと情報が書かれていることが分かりました。その作品のお値段がこっそり記されているのです(写真[3])。非売品には非売って書いてあって、写真のように値段が書かれているものについては、注文したり、現物を予約したりできる仕組みらしいです。それほど気合いを入れて売るぞ!って感じでもないから、お値札も控えめに、裏面にコソッとつけるくらいにしているのかな? わたしは、堂々と表に書いてくれるほうが嬉しいですけどね。値段が作品の評価を左右するのが嫌だったりするのかな? ちなみに、値札の作品は吉田文さんという方が作られた超素敵なマフラーでした。¥36,000…、高いっすね(笑)。

ちなみに大賞の『依代』も手の出せない価格でした。値段を記すのは控えます。どうぞ会場でご確認ください。第50回日本クラフト展は3月13日(日)までです。