はなてがみが届きました
2011年02月18日(金) 17:35
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 東京, モノ+コトの話パソコンを前にして座ったときに、絶対に目に入る位置に写真[1]のハガキを貼ってあります。Good Design Expo 2010(グッドデザインエキスポ)の展示で見つけた“はなてがみ”の広告です。JALのCAを辞めて、長年の夢だったというお花に携わる仕事を始めたという店長さん。JALにきっぱり見切りをつけて夢を追いかける姿が逞しいです。
それはともかく、この“はなてがみ”の存在を知ってから、旦那に対してさりげなく(いや、むしろあからさまに)催促し続けてきましたが、いっこうに届く気配なし。お世話になった人へのお礼やお友達の出産のお祝いに贈る側を何度か体験しましたが、「どうしても受け取ってみたい!」ってことで、自分で自分にプレゼントしちゃいました。
そしてある日、可愛いパッケージが郵便ポストに入っていました。ふむふむ、こんな感じで届くのかぁ(写真[2])。そして中から、啓翁桜(けいおうさくら)が一輪、顔を出しましたとさ(写真[3])。
届くのを待っていたので、やっぱり嬉しさ半減だな…(笑)。思いがけず届くから嬉しいのだ、きっと。まさか普通郵便で生花が届くなんてこた〜ないと思っているからビックリ&ハッピーなのだよね。待ってちゃイカン。
パッケージを裏返すと(写真[4])、宛名が書かれている紙を“引く”べしという指示があったので、言われるままに引っ張り出してみました。すると、申し込むときに自分で書いた(笑)メッセージや届いたお花の花言葉や来歴などが記されていました(写真[5])。差出人の記載がなかったのは、自分宛だから…かな? 受け取る側を体験するのが目的だったから、どういう風に差出人の名前が記されるのかも知りたかったんだけど、それは分からず終い。きっとこの記事を読んだあっちの友達やこっちの知人から来週あたりガンガン届くだろうから(マジ願望!)、そのときに確認しよぉ。ご注文はこちらから、今すぐどうぞ(笑)。
ちなみにお花は、すこし潰れていたり、花びらが数枚落ちてしまっていたり、ちょこっと残念な状態でした。でも写真[6]のようにキレイに咲いています。普通郵便だから、多少のダメージは仕方ないかな、と思う。パッケージには厚紙を使って、角を持たせることでダメージを最小限におさえるようにと工夫されているし、これで普通郵便の限界の厚みなんだろうし、多少でもつぶれることを恐れていたら、小ぶりなお花しか選べなくなって楽しくないですもんね。
とにかく、すばらしいエクスペリエンスデザインだと思うのです。ごっつい花束が大袈裟に届くより、一輪がさりげなく、思いがけず届くほうがきっと嬉しい(わたし基準)。しかし、お花がポストに入っているという“驚き”がプレゼントの大きな要素である以上、同じ相手に二度使いにくいというのが、このデザインの最大の難点ですかね〜。