公園の案内板いろいろ
2011年02月16日(水) 23:45
UXいろいろ, ヨーロッパ所々方々, アジアのそこここ, クロアチア, サインやUIの話, スロヴェニア, モノ+コトの話, 中国上海で乗った地下鉄の優先席マークがアイコンではなくて漢字だったというお話、読んでくださった方もいるかと思います。でも各国の公園でよく見かける注意事項の表示、上海は中山公園のそれは優先席マークのように漢字一文字にはなっていませんでした。イラストに加えて、英語と中国語の二ヶ国語で禁止事項を示しています(写真[1])。
上から順に…
・禁煙
・自転車の乗り入れ禁止
・ポイ捨て禁止
・自然を大切にしましょう!
・芝生は歩かないでね
・スケート禁止
※英語表記には“鬼ごっこ?!禁止”らしきことも書かれています。
・ペットは連れてこないでください
・水泳禁止!
※大きな池があるのです。
スケートと鬼ごっこはNGだけど、スケートボードは良いんだよね…的な意地悪を言う人が出てきそうな気がしなくもないですが、まぁ、言わんとしていることは英語や中国が分からなくても伝わりそう…ですよね?
ちょっとヨーロッパの案内板と比べてみたくなったので、古い写真を引っ張り出してみました。ではスロヴェニアの案内板をご覧ください。ポストイナ鍾乳洞から少しのところにある洞窟城へと向かう途中の脇道にあった看板です(写真[2])。上から順に…
・この先の道は自転車にオススメです?
・(なぜかは分かりませんが)静かにしてください
・ゴミ、捨てないでね…かな?
いずれも確信はありませんが、なんとか推測できる感じ。
続いて、クロアチアの首都ザグレブの外れの公園で見かけた看板。ついに文字を一切つかわずに禁止事項を伝えようとする強者に遭遇です(写真[3])。上左から時計回りに…
・遊歩道をそれて歩くべからず
・花を摘んで持っていくな!
・亀(などの動物)に触れるべからず?!
・自転車の乗り入れを禁ず
・禁煙&禁酒(酒瓶とたばこの縮尺がえらく違いますが…笑)
・犬(ペット)を連れ込むべからず
すごい。全部分かりました。
最近行ったスロヴェニアとクロアチアに代表してもらいましたが、ヨーロッパはやはり、似て非なる言語があふれる地域で、そのくせEU統合が進んで人の出入りが多くなっているので、言語を使わずに伝えようとする割合が増えているような気がします。おかげでデザインセンスも進んできている…かな、 どうかな?
こういう注意喚起の看板は、それを見る人が持っている文化や見たときのコンテクスト(文脈や状況)で解釈の仕方が変わる可能性があるからとても難しいですよね。でもその分、挑戦のし甲斐もあるってことで面白い。明日は、日本国内の同様の案内板がどんなことになっているかをご紹介したいと思います。