今日もエクストラコールド

2010年12月09日(木) 17:02

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アサヒのエクストラコールドクーラーの話の続きです。

 

[1] 立派なマニュアルと保証書付き [2] タイマーセットが面倒くさい [3] 冷えてることが外から分かる例

非売品であるにもかかわらず、26ページにも及ぶ立派な取扱説明書に、取説のエッセンスだけを抜き取った簡単操作ガイドまで用意してくれていて(写真[1])とても親切でした。おまけに2011年12月末日まで有効な保証書つきです。ちなみにマニュアルは分かりやすくできてました。慎重を期するがあまり文字(特に注意記述)が多くなりすぎてる感じはありましたけど…。

使ってみて、ぜひ改善して欲しいと思ったのは、タイマーをセットするところの操作でしょうか。350ミリ缶を冷やしたいときは2分30秒、500ミリ缶を冷やしたいときは5分、とセットする時間は二通りに限定されるのに、分と秒に分かれた操作ボタン(写真[2]/左下に写っている部分がタイマーの操作部)を押して、毎回2分はともかく30秒まで数字が増えるのを待たなければならないのは少々面倒です。2分30秒か5分のどちらかを一発で選べるようにしてくれれば簡単なのに。もっと言うと、重量や缶の大きさで判断して、時間は自動的にセットされるほうが嬉しいけど、非売品でそこまでは 無理ですかね〜。

取説に、「室温や液温によってエクストラコールドになるまでの時間は多少前後いたします。その際は、タイマーで時間を微調整してください」との記述があったので(写真[2])、そういう加減をできるタイマーにしておく意図や必要があったのだと思いますが、お望みのエクストラコールド具合に冷やせたかどうかは、正直、缶をあけて飲んでみなければ分からないので、そんな微調整をする人はあまりいないのではないか…と思ったりなんかして。

いっそのことスーパードライの缶のほうにも何か工夫をして、エクストラコールドまで冷えましたよ!というのを、缶を空けずに確認できるようにしてくれたら良かったのに…。そうしたら、キリンの一番搾りではなく、サッポロの黒ラベルでもなく、“アサヒのスーパードライで”エクストラコールドを楽しむことをもっと後押しできたかもしれません。アメリカでちょくちょく飲んでいたCoorsのボトルみたいに、がっつり冷えているときはボトルのラベルの一部がブルーに変わる、とかね(写真[3]/左のボトルは中に冷えたビールが入っていない状態、右のボトルは中に冷えたビールが入っている状態です)。これを缶でやろうとするときっと大変なんだろうとは思うけど、こういう工夫はビール呑みには嬉しかったりするのですよ。