龍馬の裏書公開中

2010年09月28日(火) 10:18

日本発信四方山話, 東京

『龍馬伝』見てますか? うちは毎週録画をして、時間のあるときに数話分をまとめて見る感じで楽しんでいます。

 

[1] 龍馬の裏書き公開中! [2] 本丸跡地はただの公園 [3] 天守閣跡地には天守台

明治維新へ向けての大きな一歩となった薩長同盟。それを仲介し、盟約が結ばれる瞬間に立ち会った坂本龍馬が、薩長同盟の六カ条を保証するためにと裏書きをするシーン、数話前の放送にありましたよね。その“薩長同盟裏書”が現在、皇居の東御苑にあります三の丸尚蔵館(写真[1]/屋根だけですが…笑)にて公開されています。

薩長同盟の後、木戸家(桂小五郎の子孫)が保管していたものが、戦後、理由や経緯はよく分かりませんが、天皇家に献上されて、以後は宮内庁書陵部が管理・保管しているのだそうです。今回の展示では他にも、日本書紀や竹取物語、源氏物語、古今和歌集など誰もが知っている古典文学の書写や、明治維新が成った際に明治新政府が布告した五箇条御誓文の原本控え、古墳から出土された埴輪など、興味深い代物をばば〜んと公開しています。さすが皇室、すごいモノをたくさんお持ちですね。正確には皇室から国に寄贈されているものばかりらしいですが。

ついでに…なんて言うと怒られるかもしれませんが、文字通り、本当についでに皇居の中をはじめて見学させていただいてきました。中と言っても、気軽に入れる東御苑だけですけどね。御門や番所(警備の方々の詰め所のようなところ)、櫓(やぐら)などが少し残っているだけで、天守閣や本丸などは火事等でとっくの昔に焼失。今は、単なる公園みたいな感じでした(写真[2])。かつて天守閣がそびえていたところには天守台というのが残っていて(写真[3])、その上からは日本武道館が見えたり、本丸の跡地を眺められたりしますけど、それだけです。初皇居。正直もの足りなかったので、予約をしてからでなければ入れないという西のほうにも近々行ってみようと思います。

ちなみに、龍馬の裏書きを見たい方、「皇室の文庫」展は10月17日までです。