EPICの登録フォーム

2010年08月11日(水) 14:25

UXいろいろ, 日本発信四方山話, 東京, イベントの話, サインやUIの話, モノ+コトの話

最近、ユーザビリティ業界はもちろん、マーケティングの皆さんの間でもエスノグラフィが大流行のようで、欧米から私のところに入ってくる問い合わせも、ラボで実施するユーザビリティテストに関するものより、病院を訪問して調査をしたいとか、店頭に入り込んで店員と客のやり取りを観察したいとかいうエスノ寄りの内容が増えてきています。なかなか受注までは行かないんですけどね…。

そんな流行りを受けてかどうかは知りませんが、この夏、The Ethnographic Praxis in Industry Conference (EPIC)という国際学会が8月29日から四日間の日程で開催されることになっています。東京で。良い機会なので潜り込んでエスノリサーチの手法やら流行りやらを学びつつ、世界中から集まるリサーチャーたちとお近づきになってこようと思っています。

で今日は、そのEPICの参加申し込みをしたときに思ったことや気づいたことのお話。

 

[1] Address入力欄、デカっ [2] ガラディナーは別料金・円建て [3] 最後に寄付のお願い!

登録するにあたって名前や住所やメールアドレスを入力するのは今や当たり前なのでそれは全然かまわないのですが、でも入力したテキストの文字色がオレンジってどうですかね? 視認性が低すぎはしませんか? 要は見にくいってことです。入力に間違いがないかどうか確認するときに目がチカチカするですよ。それ以上にちょっと笑ったのは住所を入力する欄です。入力欄は欧米流に[Address]→[City]→[State(アメリカ以外にお住まいの方はNA)]→[Postal Code]→[Country]の順に並んでいるのですが、町村名や番地の入力に使う[Address]欄がデカッ!くて(写真[1])、思わずそこに全部入力しても〜た。そのバカでかい[Address]欄の下にある注意書きも良くない。

“This is where the conference proceedings will be mailed to, after the conference.”
(学会終了後、この住所へプロシーディングスをお送りします。)

住所の記入が必要な理由を知らせるのが狙いだと思いますが、以下に[City]や[Postal Code]などの入力欄が別に用意されていることをキレイさっぱり忘れさせることにも一役買ってしまっています。おまけにこの[Address]欄、サイズの調整もできるようになっていて、さらに大きくすることも可能です。このスペースに入りきらない番地名って、少なくとも日本にはなさそうだけど…。変なところに凝ったフォームです。

登録フォームの最後にガラディナーに参加するかどうかを聞かれます(写真[2])。欧米の学会では最終日を翌日に控えた日の夜に豪華なお食事を食べながら参加者同士で親睦を深めるっつうのが王道です。5月にミュンヘンで参加したUPAでも贅沢なディナーが振る舞われました。言うまでもありませんが、その分の料金は学会参加費に含まれているのが通例で、UPAなんかは参加費だけで約10万円です。ディナーを食べ損ねたらめちゃくちゃ損した気分になるので皆、必ず参加するという仕組みになっています。日本で国際学会を開催するにあたり、参加費の金額設定やガラディナーの位置づけなど、きっと迷ったに違いありません。参加費10万円の学会に日本人が大勢集まるかどうかはかなり疑問ですから。EPICは頑張って475ドル(約40,000円)にまで下げてくれました。ただし、ガラディナーの料金は別です。参加費の他に一人5,000円を支払うことになります。でも本当は8,400円のディナーらしい。差額の3,400円はEPICで払ってあげるのよぉ〜という(軽く恩着せがましい)記述が写真[2]の下のほうにあるの、分かりますか? 参加費はドル建てなのに、ガラディナーの分は円建てで、なんだか少しモヤッとしますが、とりあえず5,000円払ってガラディナーにも参加することにしました。

そうしてですね、支払い手続きを済ませようとしたそのとき!表示されたのが写真[3]の画面です。最後の最後に寄付のお願い。ウマイ。さっきのディナーの料金が本当は8,400円だという主張はここに繋がるわけですね。なんとなく3,400円くらい寄付しなければならないような気になっちゃう人、いるかも(笑)。フリーランスの私は45,000円払うだけで精一杯なので今回はパス(Not at this time/ちなみにこのリンクも見にくくて分かりにくいです)。今回は…って次はいつだ? 年収が倍になったら考えます。