サイン三選

2010年06月10日(木) 17:30

UXいろいろ, ヨーロッパ所々方々, オーストリア, サインやUIの話, スロヴェニア

今回の旅行中に目にしたサインを3つ、紹介します。

 

[1] エスカレータの案内 [2] 犬には口輪をつけるべし! [3] 一つだけ何か違う…

▼エスカレータの案内(写真[1])
意味もしっかり伝わるし、情報としても有り難い素敵なサインです。
意味、分かりますよね? ここに、上りと下り両方のエスカレータがあります!という意味です。エスカレータの存在もしっかり確認しました。スロヴェニアの首都リュブリャーナの新市街にて発見です。疲れているときや大荷物を抱えているときなど、エスカレータがあると助かります。エスカレータのサインがあるからってことで行ってみたら、“上りたいのに下りしかない”なんて事態に歯がゆさを覚えること、ありますよね? 東京では、時間帯によって上りと下りを入れ替えて動かすようなこともあるので、こうした固定のサインは使えないのかもしれませんが、ちょっと一工夫して情報を提示してくれると嬉しいです。

▼犬には口輪をつけるべし!(写真[2])
オーストリアのウィーンで電車に乗っているときに見つけました。ウィーンでは駅や電車内に愛犬を伴う際、リードで繋ぐだけではなく、口輪までさせることが義務づけられているようです。口輪をしている犬、わたしはほとんど見たことがなかったので、このサインを見ても口輪の部分は「どういう意味?」って感じでしたけども…。
ちなみに、駅のホームで口輪をしていない犬を連れたオジサンが、駅係員に注意をされている現場にもたまたま居合わせました。飼い主は、鞄から口輪を取り出し(へ〜、きちんと持って歩いているんだぁ)、犬に口輪をさせようとしますが、犬は猛烈に抵抗(そりゃ、そうだよな…)。係員は最後まで事態を確認することなく去っていき、その姿が見えなくなったところで飼い主はあっさり口輪を鞄にしまっていました。こういう公共ルールは、アメリカのように明確な罰則を設け、それを周知しないとなかなか守ってもらえないんですね、やはり。

▼一つだけ何か違う…(写真[3])
スロヴェニアのリュブリャーナでケーブルカーに乗ろうとした際にホームで見かけたサインです。ケーブルカー内では、飲食や喫煙は禁止です。動物をつれて乗るのもダメ。ローラースケートを履いて乗るのも禁止。自転車の持ち込みもNGです。どのサインもいたってシンプルで分かりやすくできています。が、ひとつ気になりますよね? “禁止”を表す斜め線が、下4つのサインでは右上と左下を結ぶように引かれているのに、いちばん上の飲食禁止のサインのみ、逆になっています。果たして単なる間違いか、それとも何か意味があるのか? 前者だとしたらケチらないで直せよっ。後者だとしたら、意味が分かりません(笑)。