100万人のキャンドルナイト

2010年06月22日(火) 13:02

UXいろいろ, 日本発信四方山話, 東京, イベントの話, モノ+コトの話

昨日は夏至でしたね。昼がもっとも長く、夜がもっとも短くなる日(北半球の場合)です。

2003年の夏至の日から始まった100万人のキャンドルナイトというイベントがあります。日中、長〜いあいだ地球に光りを注いでくれた太陽さんが地平線に沈み、やっと暗くなったくらいの午後8時から午後10時までの2時間、ロウソクの灯りでゆったりと過ごしてみませんか?というイベントです。もともとは原子力発電所を乱立させようとする米ブッシュ元大統領の政策に反対するカナダの自主停電運動がきっかけだそうで、ざっくりまとめると皆で世界平和を祈ろう!みたいなお話からスタートしているみたい。わたしの中にはそんな大義名分はありませんし、一般家庭が電気を2時間消したくらいで地球の温暖化傾向が変化するとも思えないし、ましてや原発が絶対安全な施設に変身することも、海中から流れ出る原油が止まることも、地球上から戦争がなくなって平和万歳な状況になることもあり得ません。でもとりあえず、我が家で眠っているキャンドルを消費する最高の口実にはなるな…ってことでキャンドルナイトやってみました(写真[1])。

 

[1] キャンドルナイトに挑戦 [2] Eindhovenを思い出しながら [3] メインビジュアル作ってみた

オランダで暮らしていたときは、アパートに備え付けの電気が少ない上に、つけても暗くて、いっそのことロウソクをつけて灯りだけでなく暖までとってしまおうというノリでロウソクをたくさん使っていました。しこたま買い込んでいたので在庫が残り、今も我が家にたっぷりあります。久しぶりにつけてみたら…暑かった。暖の要らない季節なのだった(笑)。

写真[2]はロウソクの灯りを使って影絵を楽しむキャンドルホルダーで、オランダでお世話になった町、Eindhoven(アイントホーフェン)の名所を楽しめるようになっています。アイントホーフェンの名所ってどこだ…(笑)。いちばん特徴があって分かる人が多いかもしれないPhilips Stadium(フィリップス・スタジアム)の影絵を撮ってみました。日本もワールドカップで盛り上がっているから知っている人も多い…かな? オランダの3大クラブチームの一つPSVアイントホーフェンのホームスタジアムです。

ロウソクの灯りだけで夕飯を食べたり、アイントホーフェンの話で(少し)盛り上がってみたりとまったり過ごしてみましたが、時計の針がなかなか進まない。いかに日々、せわしく生活しているかが分かりますね。時間つぶしも兼ねて、メインビジュアルを作成してみました。いろいろと試してみたけど、“Tokyo”がいちばん上手にできたのでその写真をアップします(写真[3])。夏至の日に、エアコンなしでロウソクを振り回すの大変でした。汗だく。でもちょっと楽しかった。100万人のキャンドルナイトは七夕の日まで続きます(うちは一日でギヴアップ宣言)。七夕の7月7日には、各地でライトダウンキャンペーンも実施されます。CO2の削減にちょこっとでも貢献したぞ!という気分になりたい方、在庫のキャンドルを消費したい方、メインビジュアルを作ってみたい方(汗だく必至。作り方はこちら)、気負わず気楽にどうぞご参加を。