液みそとの短いお付き合い

2010年05月14日(金) 14:31

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ずっと気になっていたマルコメの液みそを奮発して買ってみました(写真[1])。帰国直後に店頭で見かけて、ず〜っと気になっていたのですが、割高な感じがして購買に踏み切れなかった。味噌汁30杯分のお味噌で店頭価格約300円。割高な感じがするというだけで、実際のところは分からないというのが正直な話ですが…。だって、いつも買っていた750グラム入りパックのお味噌で味噌汁を何杯作っているかなんて、計算したことがない。真面目な主婦の皆さんは、そのくらいのことチ〜ン!と計算できるのかしら?

 

[1] マルコメの液みそに挑戦 [2] 蓋の裏にベローンと… [3] 目盛りは役立たず…

マルコメさんのサイトには、大絶賛する主婦の皆さんの声が山盛りですが、ユーザビリティ主婦目線で辛口のコメント、いきたいと思います。

どうせ溶かすものなんだから最初から液体にしておけば楽だよね〜という発想に思わずなるほど!と思っていたのですが、いざ使ってみるとかなりドロドロな感じで、わたしが想像しているような液体ではありませんでした。指示どおり、めちゃくちゃよく振ってから使ってます。それでもドロ〜ンな感じ。おまけにめちゃくちゃ振ることによってキャップの裏に中途半端に液状の味噌がベロ〜ンとついてしまう(写真[2])のがとても不満。そしてお鍋にジョロジョロと流し入れるときも、キレが悪くて口から外側に垂れてしまったりする。蓋をしようとすると、キャップの裏についていた味噌が外にはみ出してしまったりして外側にやはり垂れてくるから不満。そのはみ出した味噌を普通に(普通ですよね?)指でぬぐって舐めようものならとても塩っ辛い(当たり前)からすごく嫌。

ペットボトルの形状にすることで取り扱いやすくしたという点を大きな売りにしているようですが、このくらいの液状感だったら、ケチャップやマヨネーズのようなチューブタイプのほうが扱いやすいのではないかと個人的には思ったりしています。最後まで使い切りにくいという別の問題が出てくるかもしれませんが、現状のペットボトルスタイルでも使い切りには苦労しそうだし…。

あとこれは慣れの問題も大きいですが、適量をいまだ見定められずにいます。ボトルの側面に目盛りがついてはいるのですが(写真[3])、ドロ〜ンな液体をおたまに注いだ後に目盛りを確認しようと思っても、ボトルの中ではまだドロ〜ン味噌が壁面にへばりついていて、下に貯まるのを待つのに時間がかかる。っていうか、そんなの待ってられないので味噌汁の方を味見する→薄い→液みそ入れる→薄い→液みそ入れる→…、味見の回数、増えてますがなっ(笑)。今まで味噌を溶くのにかかっていた約2分の時間が、液みそ使えば10秒に短縮されるとマルコメさんは言っておられますが、ボトル振ったり、垂れる味噌を拭き取ったり、何回も味見したりしてたら、結局かかる時間は同じだ!というのがわたしの結論です。短いお付き合いでした。