ミュージアムをハシゴ

2010年02月15日(月) 04:44

ヨーロッパ所々方々, イギリス

土曜日一日を観光にあてて、日曜日は仕事にしようと思っていたのですが、せっかくロンドンにいるのに、ホテルにこもっているのはあまりにももったいないような気がして出かけることにしました。でもいざ出かけるとなるとロンドンは色々とありすぎて選ぶのが大変。

 

[1] 凛々しい近衛騎馬兵 [2] ナショナル・ギャラリー [3] ロゼッタストーン

以前来たときにはまだオープンしていなかった The Household Cavalry Museum(近衛騎兵隊博物館)にまずは行くことにしました。ゆっくりと朝寝をしてしまったおかげで騎兵交代はあっさり見逃しましたが、門には必ず2対の騎馬兵がいるから大丈夫。騎馬も騎馬兵も見せ物と化していてスゴク可哀想なのですが(と言いつつ私も写真を撮るのだった…写真[1])、女王陛下と王族をあらゆる危険からお守りするという大役を担うべく厳しい訓練を受けた馬と兵隊は、観光客のひやかしにはびくともせず、今日も凛々しくいらっしゃいました。博物館では、近衛騎兵隊のあらましやこれまでの活躍、騎馬や騎馬兵の衣装、訓練の様子などが紹介されています。厩舎も少し覗かせてくれます。兵隊さんが一生懸命に銜(はみ/馬の口の中に入れる金属性の馬具で騎手は手綱を伝って銜に指示を伝えたりします)を磨いている姿が印象的でした。

The Household Cavalry Museumは小さな博物館なのでそれほど疲れません。問題はこの後です。レオナルド・ダ・ヴィンチの『The Virigin of the Rocks(岩窟の聖母)』をぜひもう一度見たかったのでナショナル・ギャラリーへ行くことにしました(写真[2])。ここにはStubbsの『Whistlejacket』という馬の絵もあり、この二つだけ見られれば満足!と思って行ったのですが、行ったら行ったで欲が出て、結局、ぐる〜っと一周見て回ることに…。レンブラントの自画像やフェルメールの『A Young Woman standing at a Virginal(ヴァージナルの前に立つ女)』、ラファエロの『ピンクの聖母』などなど有名どころを抑えるだけでもかなり疲れました。しかしなんと言っても『The Virgin of the Rocks(岩窟の聖母)』を見なければ!と力を振り絞って展示室まで歩いて行ったのに、修復中だとさ(泣)。『The Virgin and Child with St Anne and St John the Baptist(聖アンナと聖母子)』だけでも見られて良かったです。

ご飯を食べてエネルギーを蓄えてから大英博物館へ。終わってみると、ナショナル・ギャラリーと大英博物館のハシゴはやっぱりなかったな…と。足が棒になるとはこのことですよ。でも今回実は、大英博物館の裏にあるホテルに泊まっています。こんな目と鼻の先に滞在しながら行かないってのもどうかと思い、それに帰り道だったから、つい寄ってしまいました。とにかく広いし、展示物の数も尋常じゃないし、おまけに目玉展示があちこちに散らばっているんですよね、ここ。超目玉のロゼッタストーン(写真[3])はかなり好位置に展示してくれているのでそれだけ見て帰るという手もありましたが、やはりそういうワケには…。ラムセス2世がとても素敵でした。とりあえずすぐに思い出せるのはそのくらいです。行く意味あったのか?って感じ(笑)。