公共マナーにお国柄
2010年01月18日(月) 20:29
UXいろいろ, アジアのそこここ, アメリカ縦横無尽, サインやUIの話, パロアルト暮らし, ベイエリア, 韓国写真[1]は韓国ソウルの地下鉄で見かけた注意喚起の案内です。文字はハングルのみですが、イラストのおかげでどんなことが公共マナーに反すると考えられているのかが分かります。網棚に雑誌や新聞を置いていくこと、足を広げて座るなどして余分に場所をとったり、周囲に迷惑をかけること、そしてヘッドフォンからの音漏れの(おそらく)3点です。日本のマナー意識と共通していますね。
でも、韓国の人たちは地下鉄車内で普通に携帯電話を使って話をしたり、ワンセグ(とは韓国では言わないか?)でテレビを見るときもヘッドフォンをつないでいなかったり(つまり音は丸聞こえ)、ゲームをするときも音を鳴らしっぱなしだったりしていて結構驚きました。でも、ヘッドフォンから漏れる音はマナー違反なんですね…。なんとなく腑に落ちないけど、そういうものらしい。
それに韓国の地下鉄には決まって、物売りが現れます。おじさんだったり、おばさんだったりがゴロゴロとカートを引きずりながら乗ってきて大きな声で「みなさん、こんにちは〜。ネックウォーマーはいらんかね〜」とか、「足元がポカポカになるタイツ、お安くしときまっせ」とかって感じで(喋りは当然韓国語なので内容はわたしの推測。たぶんあってます。根拠なし)車内販売をするのです。買う人がいるから驚いた。マナーとは別の話ですが、取り締まってる感じもぜんぜんありませんでした。
2枚目の写真はアメリカのベイエリアを走るカルトレインのホームで見かけた“迷惑行為トップ5”です。
5位:飲食物で車内を汚すべからず
飲食してもイイけど後始末をキレイにせよ、ということのようです。
4位:座席に足を乗せるべからず
欧米人は靴のまま部屋に入るし、ベッドとかにも平気で靴のまま乗ったりするから、靴を脱いで生活する日本人とは感覚が違います。
3位:荷物を座席に置くべからず
これは万国共通っぽい。座席どころか車椅子用のスペースにスーツケースを置いていて車掌に怒られている人を見たことあります。日本だと、車椅子の人が来たら避ければイイと考えたり、判断されたりする場合が多いような気がします。必要なときにすぐに使えるよう常に空けておくのがアメリカルール。日本のほうが臨機応変?!
2位:音漏れさすなっ
これも万国共通っぽい。
そして栄えある第1位は…
携帯電話での通話は“小さな声で”すべし!
韓国と同じで、通話はしても良しってことのようです。確かにカルトレイン車内ではみんなガンガン携帯でしゃべってました。通勤時間帯とか混み合うときは控える人も多いとおもうけど。しかし、小さな声というのは、人によって基準がマチマチで取締りようがないのでは? なぜ通話自体を慎むべし!とならないのか不思議です。